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サンプラー (Ghost) Riders in the Sky by George Melachrino Orchestra

毎度毎度、岸井明の写真がなくて困っていたので、内田吐夢監督『大菩薩峠』のスクリーン・ショットをとって、前々回の「唄の世の中」The Music Goes Round and Round by 岸井明に追加しました。

◆ 新旧ヒット・ヴァージョン ◆◆
2007年の十月にはなにを特集したのかと思ったら、前半が嵐の歌、後半は、「Evil Moonの歌」と題し、ハロウィーンにあわせて、いわゆる「スプーキー・チューン」、怪奇ソングをやりました。

したがって、今月のサンプラーは、この二つの特集から適宜選んでいくつもりです。今日はまず、とてつもない数のヴァージョンがある(Ghost) Riders in the Skyです。オリジナル記事は以下の二篇です。

(Ghost) Riders in the Sky その1 by Vaughn Monroe
(Ghost) Riders in the Sky その2 by the Ventures

とはいったものの、どうしよう、というくらいたくさんあるし、たいていのものはYouTubeにあって、サンプルの選択に窮してしまいます。とりあえずは、わたしの年回りの人間が、この曲を知るに至ったヴァージョンから。

ラムロッズ (Ghost) Riders in the Sky


オリジナルはバール・アイヴズの1948年のヴァージョンだそうですが、これはもっていませんし、YouTubeにあるのは後年の再録音盤でしょう。いちおう代表的なヴァージョンとされるのはヴォーン・モンロー盤です。

ヴォーン・モンロー


◆ 唯一のオーケストラもの ◆◆
自前のサンプルはどうしようかと悩みましたが、山ほどヴァージョンがあるのに、オーケストラものはほとんどないので、それをいってみます。ジョージ・メラクリーノ・オーケストラ盤です。

サンプル George Melachrino Orchestra "(Ghost) Riders in the Sky"

とくに際だったアレンジではないのですが、色の白いは七難隠す、大編成だというだけで、他の(Ghost) Riders in the Skyを圧倒し、並べて聴くと鶏群の一鶴、ものすごく目立ちます。

ジョージ・メラクリーノは、1940年代、50年代に活躍したイギリスの作曲家、アレンジャー、オーケストラ・リーダーで、映画スコアもたくさん書いているそうです。

◆ ギター・インスト ◆◆
わたしがそういう世代だからなのですが、この曲はギター・インストのスタンダードという印象があります。そういうクリップを並べてみました。

デイヴィー・アラン&ディ・アロウズ


Blues Themeのヒットがあるデイヴィー・アラン&ディ・アロウズは、マイク・カーブが仕掛けたヴェンチャーズ類似バンドというあたりで捉えていますが、レッキング・クルーはあまり関与していないように思われます。この曲を12弦でやっているものは、わが家にはほかにありません。

ヴェンチャーズ


ヴェンチャーズ盤も子どものときから聴いてきたもので、ラムロッズ盤と並び、わたしには原型に思えてしまうヴァージョンです。

トラッシュメン


Surfin' Birdで有名な「クズ野郎たち」ですから、お馬鹿にやっているかというと、それほどでもなくて、典型的なreverb drenched surf-instroというべきでしょう。サーフ・インスト・ファンなら楽しめます。

スプートニクス


スプートニクス盤はディレイが深くてわけがわからないと思ったのですが、ディレイじゃなくて、ところどころで二本重ねているようです。音がバラけて、行儀のいいサウンドではありませんが、これはこれで面白いような気もしなくはありません、と曖昧に口を濁しておきます。

シャンテイズ


Pipelineのオリジナルで知られるシャンテイズなので、(Ghost) Riders in the Skyも、Pipelineのようなグリサンドのイントロですが、ちょっと変えてあるところが、かえって落ち着かない気分になります。

ハリウッドのエースばかりが集まって録音したヴェンチャーズのPipelineのあとで、オリジナルのシャンテイズ盤を聴くと、雑だなあ、と索然としますが、それにくらべれば、こちらはずっとマシ。まあ、ヴェンチャーズのPipelineはプロのなかのプロが、自分を殺してストイックにプレイした、ほとんど完璧な出来のトラックなので、くらべては可哀想ですが。

ギター・インストの(Ghost) Riders in the Skyは、ほかにディック・デイル、シャドウズ、ドゥエイン・エディーなどがありますが、シャドウズは情けなやのディスコ・アレンジ、エディーはずっと後年の録音で、シンセがうっとうしいサウンドです。お聴きになりたければ、YouTubeにありますので、検索してみてください。

クリストファー・リーの歌なんていう奇っ怪なものとか、スパイク・ジョーンズのお笑いヴァージョンとか、色物もさまざまあるのですが、もう十分でしょう。

ひとつ、未聴のもので、これはいいなあ、と思ったヴァージョンがYouTubeにあったのですが、それは次回の記事でご紹介するつもりです。


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ラムロッズのGhost) Riders in the Skyを収録
Rock Instrumental Classics 2: 60's
Rock Instrumental Classics 2: 60's


Very Best of Vaughn Monroe
Very Best of


Devil's Rumble: Davie Allan & The Arrows Anthology
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The Trashmen - Great Lost Album
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The Veuntures - Another Smash
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by songsf4s | 2010-10-01 23:54 | Evil Moonの歌