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2011年 05月 27日 ( 1 )
Dancing in the Street伝説とヒッツヴィル・スタジオの床
 
散歩ブログを更新しました。本日の外題は、

「所詮、高嶺の花──金沢自然公園・動物園のホオノキとユリノキ」

です。いつまでも10の20のというお客さんの数なのも気がきかないので、せめて当家の十分の一ぐらいで安定させたい、それにはコンスタントな更新あるのみと思い、このところ、あちらに力を入れています。

◆ 床が問題なのか ◆◆
マメなところもないわけではないのですが、かなり無精でもあって、訂正しなければいけないと思いつつ、ほったらかしにしてあることも多く、また、『狂った果実』のように、訂正したのに、元記事に、訂正記事へのリンクを張るのが面倒で、そちらだけ読んだ方に、間違いを指摘されたこともあります。

先日、「Cast Your Fate to the Wind その2 by Billy Strange & the Challengers」という記事に対し、 k_guncontrolさんからコメントをいただきました。

マーサ&ザ・ヴァンデラーズのDancing in the Streetでは、バックビートの補強に、自転車のチェーンでスタジオの床を叩いた、という説を書いたことに対し、それはないだろうというご意見で、「Songfacts」のDancing in the Streetのページを参考としてあげられていました。

マーサ&ザ・ヴァンデラーズ Dancing in the Street


なにを調べていたときか、わたしもこのSongfactsのページに行き当たり、チェーンを使ったという伝説を否定するコメントが寄せられているのを読み、どこかにそのことを書いたつもりでいました。ところが、当家の記事ではなく、ツイッターに書いただけらしいのです。

さらにところが、Twilogまで登録して、過去のツイートを調べたのですが、そちらにも見当たりませんでした。ぼんやりと思いだしたのは、一度ツイートしたけれど、なにか間違いを見つけて、いったん削除し、修正したものをツイートしようとしたけれど、なにか邪魔が入って、面倒になり、そのままにしてしまったようです。

Songfactsのコメントのポイントは、チェーンでコンクリートの床を叩いたというが、デトロイトのヒッツヴィル・スタジオの床は、コンクリートではなく、マホガニーである、という点です。

さらにその投稿は、「The sound was dubbed in after the initial recording and is a tire iron hitting an anvil.」といっています。tire ironというのは、タイアをはずすのに使うレンチのようです。

これに対し、k_guncontrolさんは、「こちらのほうがやや信憑性がありそうな気もしますが、何もそんな特殊な工具で叩かなくとも、普通に金槌で叩くほうが簡単じゃないのか、という気もするのですが。ノーマルなスネアの上にピッコロスネアを重ねる、などという普通そうな発想ではダメなのでしょうか。」

とおっしゃっています。

以前、「ローラ・ニーロのR&Bカヴァーとオリジナル 3の後編 Dancing in the Street」という記事に、ヴァンデラーズ・ヴァージョンのカラオケをつけたのですが、近ごろ、divshareは不調で、わたしの環境では音が割れるため、今回、box.netにアップしなおしました。

サンプル "Dancing in the Street" (track only)

それほど高音質ではありませんが、ヴォーカルがないので、バックビートがよくわかります。

この曲について、キャロル・ケイさんに質問したことがあります。以前、Add More Musicに載せた「モータウン・ミステリー」という記事に書いたことですが、彼女は、たしかにこの曲を録音した記憶がある、でも、自分の記憶にあるものと、盤になっているものはずいぶん異なっている、とおっしゃっていました。

ここからひとつの推測ができます。ベーシックはハリウッドで録音され、そのセッションで彼女はなにか(ダノの可能性がある)をプレイした、その後、どこかはわからないが、彼女が呼ばれなかったセッションで、さまざまなオーヴァーダブが施された、という推測です。

おっと。シンデレラ・タイムなので、ひとまず、ここまででアップし、残りは順次追加することにします。

Songfactsへの投稿はマホガニーの床をチェーンで叩いたというのは論理的にいってありえない、じっさいには鉄床をレンチのようなもので叩いた、といっていますが、k_guncontrolさんは、これもすんなり腑に落ちるわけでもない、という立場をとっています。わたしも、鉄床説だって、チェーン説といい勝負だと考えます。

まず第一に、この投稿は、ヒッツヴィルの床がマホガニーである、ということを、チェーン説否定の根拠にしていますが、ここからして、そんなことはなんの説明にもなっていないと感じます。

なぜならば、いつも申し上げているように、モータウンの曲の多くは、デトロイトのヒッツヴィル・スタジオではなく、TTGをはじめとするハリウッドのスタジオでバッキング・トラックが録音され、そのテープがデトロイトに運ばれて、ヴォーカル・オーヴァーダビングがおこなわれたからです。

ヒッツヴィルの床がマホガニーだろうが、コンクリートだろうが、グラス・ウールだろうが、鋼鉄だろうが、綿菓子だろうが、そんなことはなんの説明にもなりはしないのです。モータウン=デトロイトというドグマはそろそろ忘れるべきです。

といって、わたしの手元に、Dancing in the Streetで、スネアのバックビートにかぶせられている音はなにかという他の信頼に足る説明があるわけではありません。

他人のいうことを読まずに、音を聴いただけでなにか書くとしたら、単純に、タンバリンというでしょう。いや、手にもって、手で叩くわけではなく、ハイハットに取り付けるタイプのものを、スティックで叩き、かなり深くリヴァーブをかけて録音した、といったあたりです。

スネアの2&4にタンバリンを重ねた例としてすぐに思い浮かぶのは、バーバラ・ルイスのMake Me Your Baby。ドラムはゲーリー・チェスター。



なにか書き忘れがあるようにも思うのですが、そろそろなにを書いているのかわからなくなる時刻なので、このうえミスの上塗りをする前に退散します。


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Dance Party [12 inch Analog]
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バーバラ・ルイス
Best of-Hello Stranger
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by songsf4s | 2011-05-27 23:52