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2011年 05月 08日 ( 1 )
グレイトフル・デッドのブランチ探し その5 I've Got a Mind to Give Up Living
 
先月はアクセス・キーワード一覧をしませんでしたが、驚くようなリストでした。月が変わっても最後の状態だけはあとからも見られるようになっているので、それを以下に貼り付けます。

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ほとんどが成瀬巳喜男監督の映画『めし』にかかわるキーワードです。「めし」という語が含まれていませんが、「原節子」は『めし』の主演女優なので、10のうち7までが『めし』関係と解釈できます。

四月中旬から『めし』にかかわるキーワードが上位を占めるようになったのはわかっていましたが、最後までいくとは思いませんでした。まあ、あの映画については、ひねらずに、正面から四つに組んでいったので、どれほど大勢の方に、何度読まれても、それに耐え得る内容だと自負しています。もっと謙遜すると、わたしも人から好かれるようになるのでしょうけれどね!

今月も、ちょっと面白いリストです。以下は5月6日時点のアクセス・キーワード。

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ご存知のように、『浮雲』も成瀬巳喜男作品です。9番目の「娘・妻・母」というのも成瀬巳喜男の映画で、当家では『めし』の直後に取り上げ、「三界に家なし」という意味で、『めし』と同じテーマの作品であることにふれました。

白木マリは、主演作品を取り上げるという約束をまだ果たしていないことを思い出しました。近々なんとかしましょう。

ジム・ゴードンは、なんだか、ベスト集の再公開を迫られているような気になります。お盆休みあたりでしょうかね。

I Put Spell on Youは以前からよく上位に来ています。久生十蘭は定着でしょうか。って、それほど読むべきことは書いていないのですが。

i8080というのは、インテルの初期のマイクロプロセッサーの型番です。なにかの記事で触れた記憶はありますが、べつに読んでいただくほどのことは書いていません。失礼いたしました。

加山雄三のブーメラン・ベイビーはついこのあいだ、サンプルをアップしました。

以上、以前にくらべると、こういうキーワードで当家がヒットするのは変だ、と思うようなものはなくなり、どの語で来ていただいても、恥ずかしいことはあまりなくなりました。グーグルも進歩しているということでしょうか?

◆ 墓石でも買いに行くか ◆◆
さて、グレイトフル・デッドの「ブランチ」探しは今日もつづきます。今日はI've Got a Mind to Give Up Livingですが、ブルーズなので、別題がありますが、そのあたりはのちほど。

「グレイトフル・デッドのルーツ、ではなく、ブランチ探し序曲」という記事で取り上げた、Help Me Rhondaのように、今日のGot a Mind to Give Up Livingも、ジェリー・ガルシアやボブ・ウィアが歌ったわけではなく、ゲスト・シンガーのバッキングをしたものです。

これはクリップがないので、ファンのプライヴェート録音による音源をアップしました。

サンプル Grateful Dead with Boz Scaggs "I've Got a Mind to Give Up Living"

この1982年5月28日のギグでは、クウィック・シルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのジョン・シポリーナもゲストだったそうで(そういえば、シポリーナがデッドといっしょにやっているヴィデオを見たことがある)、リード・ギターはシポリーナだろうと思います。ガルシアのプレイには思えません。

あまりいい録音ではないし、デッドも手探りでプレイしている印象ですが、これはたぶん、彼らがGot a Mind to Give Up Livingをやった唯一の機会で、ファンとしては、聴いてみたかった一曲です。

◆ 根無しの枝葉 ◆◆
この曲はトラッドで、だれのものがオリジナルとも知れませんが、もっとも有名なヴァージョンは、ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドのセカンド・アルバム、East-Westに収録されたヴァージョンではないでしょうか。いや、まあ、好みはそれぞれでしょうが、わたしは、この曲でマイケル・ブルームフィールドのファンになりました。

もっとも好きなギター・プレイヤーなので、ライヴとスタジオの2種類のクリップを貼り付けます。まず、ライヴ・ヴァージョン。

ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド I've Got a Mind to Give Up Living (live)


このヴァージョンははじめて聴きましたが、ブートでもっているライヴより、はるかに魅力があります。いや、かなり荒っぽいのですが、ブルームフィールドのプレイには、何度か、「おっ」と思いました。スタジオとは大きく趣の異なるヴァージョンです。

つづいて、もっと静かなスタジオ・ヴァージョン。

ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド I've Got a Mind to Give Up Living (studio)


エロティックといいたくなるほど艶やかなトーン、どこまでも滑らかなラン、メロディックなラインづくり、マイケル・ブルームフィールドの魅力がコンパクトに詰め込まれたトラックです。

十五歳のときにこの曲やWork Songを聴いた子供は、彼の生涯のファンになりました。しかし、これ以上のプレイはないといっても過言ではありません。最初に聴いたのがベスト・トラックだったというのは、あまり幸福なこととはいえません。

バターフィールド・ブルーズ・バンドより、B・B・キングのヴァージョンのほうに親しんでいるという方もいらっしゃるでしょう。

B・B・キング I've Got a Mind to Give Up Living (TV live)


このごつごつした手ざわりには、やはり魅力があります。何度かギョッとしました。B・B・キングは何度もこの曲を録音しているようですが、手元にはあまりありません。そのなかから、ユーチューブにはないスタジオ録音をサンプルにしました。

サンプル B.B. King "All Over Again"

All Over Againというのは、この曲の別題で、B・B・キングはこちらのタイトルもしばしば使っているようです。

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この管のアレンジはおおいに好みです。バターフィールド・ブルーズ・バンドもサード・アルバムから管を入れますが、ホーンとブルーズのコンビネーションには独特の魅力があります。

日本で最初にこの曲をやったバンドはゴールデン・カップスではないでしょうか。ヴォーカルはマモル・マヌー。

ゴールデン・カップス 絶望の人生


ギタリストにとってはなんとも魅力的な曲なので、エディ藩がやりたがったのではないでしょうか。この「絶望の人生」が収録されたサード・アルバムでは、Walking Bluesなど、他のバターフィールド・ブルーズ・バンドのトラックもカヴァーしていて、当時の彼らの傾倒ぶりが如実に伝わってきます。横浜の子供としては、このサードまではカップスの大ファンでした。

もうひとつ、やはりブルームフィールドのカヴァーで埋め尽くされたフォード・ブルーズ・バンドのButterfield/Bloomfield Concertに収録されたヴァージョンをサンプルにしました。

サンプル The Ford Blues Band "I've Got a Mind to Give Up Living"

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このアルバムは、盤屋で買物をしているときに流れてきてはじめて聴きましたが、つぎつぎとブルームフィールドのトラックが流れるのに、ギターはだれか別人に思われ、すごく妙な感じがしました。いま聴けば、くっつきすぎず、信奉者にしてはいい距離のとり方をしていると感じます。

もうひとつ、これは今日はじめて聴いたものですが、なかなか楽しめるギター・プレイでした。

フリートウッド・マック I've Got a Mind to Give Up Living (live)



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ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド
East-West
East-West


ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド
The Paul Butterfield Blues Band (Original Album Series)
The Paul Butterfield Blues Band (Original Album Series)
(バターフィールド・ブルーズ・バンドの最初の5枚をまとめたもの。ブルームフィールドはセカンド・アルバムまでだが、ホーン・セクションが加わった3、4枚目もきわめて出来がいい。バンドのアンサンブルとしては4枚目がベストと考える。また、若きデイヴ・サンボーンのプレイが聴ける盤としての側面もある。5枚目では、まだティーネイジャーだったバジー・フェイトンのプレイが聞ける。ブルームフィールド、サンボーン、フェイトンと、バタ-フィールドの伯楽ぶりの跡をたどる旅でもある。卓越した若いプレイヤーを無名のうちに3人も見出した耳はただ事ではない。「オリジナル・アルバム・シリーズ」でもっとも興趣あふれるセット。)


B・B・キング
His Best…The Electric B.B. King
His Best…The Electric B.B. King


ゴールデン・カップス ボックス
ザ・ゴールデン・ボックス
ザ・ゴールデン・ボックス


フォード・ブルーズ・バンド
Butterfield / Bloomfield Concert
Butterfield / Bloomfield Concert
by songsf4s | 2011-05-08 00:02