人気ブログランキング |
2011年 05月 02日 ( 1 )
グレイトフル・デッドのブランチ探し その3 デッド、ビートルズを歌う
 
今年の連休は、関東の場合、あまり出かけないのか、あるいは、出かけても近場が多いのか、休みに入っても当ブログのお客さんはほとんど減らなくて、ちょっとあわてています。

家にいるより歩いているほうが好きな人間なので、当然ながら、休みとなると、どこかを歩いている可能性が高く、ブログを書く時間はあまりなく、このところサボっていたのですが、その間も、いつもと同じだけのお客さんがいらしています。

そういえば、昨日、散歩ブログを更新しました。一昨日、横浜の金沢自然公園から鎌倉まで歩いたときに見たものの記録で、題して「これから飛ぶもの、もう飛んでしまったもの」です。なにがこれから飛び、なにがもう飛んでしまったか(this bird has flownというジョン・レノンの有名な一節を思い起こされよ)は、ご覧になってのお楽しみ。

◆ The Dead Sing the Beatles ◆◆
さて、今日も取りいだしましたるはいつもの南京玉簾、ではなく、またまた変わりばえのしないデッドのブランチ探し、その第三弾です。といっても残り時間僅少、はたしてどこまで書けるのやら。

一見するとあまり近縁性はないのですが、グレイトフル・デッドもやはりビートルズの影響下にありました。そもそも、ブルーグラス、フォーク、ジャグバンド・ミュージックなどをやっていたジェリー・ガルシアが、エレクトリック・ギターへと楽器を替えたのは、ビートルズの『ア・ハード・デイズ・ナイト』を見たからだそうです。バーズのロジャー・マギンとまったく同じパターンです。

まあ、それをいうなら、ビートルズのせいでアコースティックからエレクトリックへと転じた人はほかにも山ほどいたわけで、べつに珍しい話ではありません。ボブ・ディランだって、後年、ビートルズのせいでエレクトリックへ舵を切ったと認めています。

ただし、デッドがビートルズの曲をやったのは聴いたことがありませんでした。しかし、デッドのカヴァーのリストを一瞥しただけで、ビートルズとディランは、それぞれ編集盤ができるほどたくさんカヴァーしていることが一目瞭然です。

ということでまず一曲、ジョージ・ハリソン作、歌うは瀕死のジェリー・ガルシア、I Want to Tell You.



うーむ。翌年にはもうガルシアは没するのだな、というのが実感できるパフォーマンス、というしかないですなあ。つねに巨大なレパートリーを維持したバンドで、長い歌詞でも忘れたりすることがないのはいつも感心していましたが、この曲ではやっちゃっていますね。

歌がうまいだなんてことはけっして申しませんが、でも、ボブ・ウィアやフィル・レッシュとちがって、ピッチはそこそこ安定しているシンガーだったのに、よほど体調が悪いのか、衰えたのか、ピッチをはずし、また、それに自分自身苛立っている様子がうかがえるのが、なんともつらいクリップです。

それでも、やはりわたしはデッドとガルシアが好きなのでしょう。危なっかしいガルシアにハラハラしながらも、楽しみながら最後まで聴いてしまいました。昔ほどではないにしても、やはりこのバンドの、一見、ズブズブに崩れていそうで、じつは堅固なグルーヴが、最後の最後まで、かすかながらも光を放ちつづけたからだろうと思います。

みなさまご存知でしょうが、ま、いちおうビートルズのオリジナルもどうぞ。



Revolverはあまり好きなアルバムではありませんが、And Your Bird Can Sing、Got to Get You into My Life、Here There and Everywhere、ときて、そのつぎはShe Said, She Saidか、このI Want to Tell Youかな、と思います。たまに聴くと、コード・チェンジの魅力的な箇所に改めて気づいたりします。

時間がない、といいつつ強引にもう一曲。やはり、瀕死のジェリー・ガルシアが歌うRain



この曲もやっぱりI Want to Tell Youと同じことを感じます。もうガルシアの体はボロボロなのだろうなあ、と思う一方で、やっぱり長年親しんできた人の音は、いい悪いではなく、聞いているとリラックスできるものなのだなあ、と思います。指だってもう動いていませんが、でも、やっぱり、ほかのだれでもない、ジェリー・ガルシアのギター・プレイを聞かせてくれています。

これも念のために、ビートルズのオリジナルを。



この曲、リンゴがミス大量生産で、それがいつ聴いても気になります。デビュー直後には、タイムが安定して、立派なバッキングをしてきたと思うのですが、この曲は突然、アマチュア時代に戻ってしまったように、タイムが不安定です。

てなことはどうでもいいのですが、ジョン・レノンが自分の声を拒否し、大きく加工を施す道を選んだという意味で忘れがたい曲です。


Click and follow Songs for 4 Seasons/metalside on Twitter
metalsideをフォローしましょう



ビートルズ Revolver CD (Enhanced, Limited Edition, Original recording remastered)
リボルバー
リボルバー


ビートルズ Revolver アナログ12インチ(英国盤、2011年9月12日リリース予定)
Revolver [12 inch Analog]
Revolver [12 inch Analog]


ビートルズ Past Masters CD
Past Masters
Past Masters
by songsf4s | 2011-05-02 23:55