- タイトル
- The Breeze and I
- アーティスト
- The Shadows
- ライター
- Ernesto Lecuona, Al Stillman
- 収録アルバム
- With Strings Attached
- リリース年
- 1963年
- 他のヴァージョン
- The 50 Guitars, Santo & Johnny, the Tornados, Jim Messina & His Jesters, The Three Suns, Bert Kaempfert, Esquivel, Henry Mancini, Edmundo Ros and His Orchestra, Les Baxter, Stanley Black & His Concert Orchestra, the Explosion Rockets, the Flamingos, the Four Freshmen

今日はあれこれと用事の多い日で、映画のことを書く時間はとれなかったため、最近、聴いているものをサンプルにしようかと考えました。
最近聴いているものというと、なんといってもハロルド・ブラッドリーのギター・イージー・アルバム"Guitar for Lovers Only"が秀逸なのですが、ハロルド・ブラッドリーなんていっても、ご存知のかたはおそらく一握り、アップしたはいいけれど、アクセスはゼロというのでは情けないので、二の足を踏みました。

もう一枚、アル・カイオラのKing Guitarも最近よく聴いているのですが、カイオラがまたとんでもない鬼門なのです。以前、わたしがもっとも好きなアル・カイオラのトラック、Moreのリズ・オルトラーニがオーケストレーションをした、リロイ・ホームズ作のHoliday on Skiをアップしたら、みごとにゼロ・アクセスだったのです。この三人の組み合わせというのは、すごく豪華だと思うのですがねえ……。
わたしは「人の行かぬ裏山」が大好きなのですが、聴くときはそれでいいとしても、サンプルはそうはいきません。聴いていただいてナンボです。よって、鬼門は避けることにし、またしても過去の記事にサンプルを補うことにしました。
ということで、2008年5月にやった風の歌特集から、本日はThe Breeze and Iを取り上げることにします。Breeze and Iに関するオリジナル記事は、
The Breeze and I by the Shadows その1
The Breeze and I by the Shadows その2
です。
Breeze and Iという楽曲そのものについては上記のふたつの記事で詳述したので、今日は簡単にいきます。まずは、もっとも親しんだシャドウズ盤のサンプルから。シャドウズのBreeze and Iはいろいろな盤に収録されているのですが、オリジナル記事で「ハンク・マーヴィンのギターがもっともきれいにきこえるマスタリングだ」と述べた「Complete Singles A's and B's vol.2」を使いました。
サンプル The Shadows "The Breeze and I"

つづいてオリジナル記事で、オーケストラものの筆頭にあげたヘンリー・マンシーニ盤。
サンプル Henry Mancini "The Breeze and I"
いやあ、じつに繊細なバランシングで、これぞハリウッドのオーケストラ・ミュージックというサウンドになっています。
もうひとつ。これは風の歌特集のときには知らなかった、エドムンド・ロス盤です。シャドウズはフラメンコ風、ヘンリー・マンシーニはラテン風味のハリウッド・オーケストラ・ミュージック、このエドムンド・ロス盤は、ボサ・ノヴァ寄りで、もっともトロピカルなサウンドです。
サンプル Edmundo Ros & His Orchestra "The Breeze and I"
ということで、皆様にとっては幸いなことに、もはやこれ以上の無駄口を叩く時間はなく、これにて本日はおしまい。次回は『ビッグ・ウェンズデイ』に戻れるようにがんばってみます。

シャドウズ
Complete Singles A's & B's 1959-1980: 21 Years at the Top

ヘンリー・マンシーニ
The Latin Sound of Henry Mancini

エドムンド・ロス
Rhythms of the South
