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2009年 09月 06日 ( 1 )
Nikkatsuの復活 その1

せっかく「つぶろぐ」というものを使えるようにして、そこに更新のお知らせなどを書くことにしたのに、案の定、無精をしてしまいました。

だいたいが、狭苦しいところに書くのが苦手ですし、そもそも、つぶろぐなんてものでは、グーグルの検索対象にならないような気もします。

いずれにしても、今週はなにやかやと忙しく、どのブログもあまり更新できませんでした。やっとのことでレス・ポール追悼を終えたのが、今週の主な出来事といってもいいくらいです。

映画を見る余裕もあまりなく、宍戸錠のものを途中まで見たくらいです。といっても、すでに何度か見たもので、ブログで取り上げるために印象を新たにしようという意味しかなく、「見る」というのとはすこしちがうような気もします。

◆ ノワールか否かはさておき…… ◆◆
何度か、海外の日本映画関係ブログを眺めているということを書きましたが、最近、もっともホットなトピックスは、クライテリオンから十日ほど前にリリースされた、Nikkatsu Noirという5本立て、じゃなくて、5枚組DVDボックスのようです。

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中身は、

『俺は待ってるぜ』(蔵原惟善監督、石原裕次郎主演)
『錆びたナイフ』(舛田利雄監督、石原裕次郎主演)
『あの護送車を狙え』(鈴木清順監督、水島道太郎主演)
『拳銃残酷物語』(古川卓己監督、宍戸錠主演)
『拳銃〔コルト〕は俺のパスポート』(野村孝監督、宍戸錠主演)

という5本です。これ、映画館でのオールナイトだったら、おおいに客を呼べることまちがいなしのプログラムですねえ。どなたもご存知の秀作から、かつてはヒットせず、時の流れのなかで徐々に秀作という評価をかちえていったものまで、秀作とまずまずの映画がバランスよく配置されているところが、賞味のしどころです。蔵原、舛田両監督のものはデビュー作だというのもいいですねえ。

拳銃は俺のパスポート


FC2ブログのほうで取り上げようと思うので、ここであまり書くわけにはいきませんが、この映画をはじめて見たのはもう三十代の半ば、日活映画のめぼしいもの(と、あまりめぼしくないものも!)はほとんど見たと思いこんでいたときだったので、ビックリしました。

いい意味で「無国籍」な話なので、これが『殺しの烙印』とともに、海外での「日活発見」の先駈けになったのは当然だと思います。しかし、これまでVHSやDVDがリリースされたことはないようで、シネマテークで見た一部ファン(にしてブロガー)をのぞけば、海外の日活ファンの大多数にとっては、幻の名作だったわけで、彼らが発売日を待ち遠しく感じたのも当然でしょう。

◆ 日活とNikkatsuのあいだ ◆◆
という話をしようかな、と思って書きはじめたのですが、なかなかやっかいなテーマで、ちょいちょいと数分で仕上げることができず、今日は粘るのをやめ、後日に再挑戦します。

大草原の渡り鳥


じつは、YouTubeに『拳銃は俺のパスポート』を探しに行って、つい、数本見てしまい、時間がなくなってしまったのです。VHSでもっていたものは、ほとんどダメになって見返せないのですが、この『大草原の渡り鳥』のトレイラーでのテーマ曲のアレンジはじつにいいですねえ。予告編にはしばしば本編とは関係のない音が使われるので、これも『大草原』のほうには出てこない可能性があります。

日活には他のスタジオには感じない、特別な思い入れがあるのですが、それがどのあたりに由来するものなのか、そして、Nikkatsuが、MGMだの20th Century Foxだののように、国際的な映画ファンのコミュニティーで当たり前の言葉になりつつある現在の状況と、わたしの思い入れとの関係をちょっと考えてみたいので、この項は次回へと続きます。
by songsf4s | 2009-09-06 00:11 | 映画