人気ブログランキング |
2007年 12月 21日 ( 2 )
Baby It's Cold Outside その2 by Ann-Margret with Al Hirt
タイトル
Baby It's Cold Outside
アーティスト
Ann-Margret with Al Hirt
ライター
Frank Loesser
収録アルバム
Beauty and the Beard
リリース年
1964年
他のヴァージョン
Dean Martin, Johnny Mercer with Margaret Whiting, Carmen McRae with Sammy Davis Jr., Buddy Clark with Dinah Shore, Ray Charles with Betty Carter, Avalanches, Jimmy Smith & Wes Montgomery,
f0147840_023048.jpg

この記事は、もともとひとつだったものを、エクサイト・ブログの文字数制限のために、二つに割った後半部分です。先に前半部分をお読みくださったのちに、以下をお読みになっていただければ幸いです。

◆ ディーン・マーティンのオリジナルと偽「新録音」 ◆◆
まだどれを看板に立てるか決めていませんが、最終候補は2種、例によって、わたしの大好きなディーン・マーティンのヴァージョン、そして、アン=マーグレットとアル・ハートのデュエットという勝負です。

f0147840_0264950.jpgディノはもうはまり役というしかありません。彼のためにあつらえたような曲です。ただし、ちょっと問題があります。すくなくともオリジナル盤はデュエットではないのです。

ディノのBaby It's Cold Outsideには2種類のヴァージョンがあります。ただし、ディノのヴォーカル自体は同じテイクです。どういうことかというと、最近になって、古いディノのヴォーカルに、新しいバックグランドを付け加え、べつにうまくもないし、雰囲気なんかまるっきりない女性シンガーとのデュエットに仕立てたものがあるのです。

f0147840_0304414.jpg会社がゴミ箱に捨てた古いトラックについていえば、わたしの耳にはまったく問題があるようには聞こえません。グルーヴはいいし、弦のアレンジはすばらしいし、フルートのオブリガートと間奏も立派なものです。これに問題があると感じるのは、近ごろの極端に低音を持ち上げたバランシングに慣れて、耳が馬鹿になった人間だけです。

問題があるとしたら、オリジナルの「マウス」役が女性コーラスだということです。でも、他のヴァージョンとは異なり、これはあくまでも「ウルフ」役のディノが主なのだから、ディノのキャラクターを浮き上がらせるには、むしろこのほうが効果的だと判断したのでしょう。わたしはオリジナル録音を支持します。

f0147840_031544.jpg確認できたかぎりでいうと、「新」録音を収録しているのは、Forever Coolという最近の編集盤だけです。デザインがいいので、ちょっとほしくなってしまうでしょうが、中身はすべて、Baby It's Cold Outsideと同様、「新」録音のデュエットばかりのようです。それ以外の盤はオリジナルを収録しているようですが、ディノのクリスマス・アルバムは種類が多く、毎年、シーズンになると新しいものが加えられています。そのなかの一枚は、改作盤を収録しているといっているブログがあったので、ご注意ください。

◆ アン=マーグレットとアル・ハート ◆◆
ディノ盤は「ウルフ」が主役ですが、ほかは「マウス」すなわち「可愛い子ちゃん」のほうが主役か、もしくは男女対等でやっています。

女性が目立っているものとしては、なんといってもアン=マーグレット盤が代表です。これまたディノ盤同様、新録音があり、相手役がだれだったか、最近の男性シンガーになっているようですが、オリジナルの「ウルフ」はアル・ハート、あのトランペッターです。といっても、ここではあのすばらしいトランペットはなしで、ヴォーカルのみですけれどね。



アン=マーグレットですから、どうしたってお色気たっぷりで、口では帰る、帰るといっているけれど、これならもう一押しすれば泊まるな、と思わせる雰囲気になっています。それがこのヴァージョンの最大の魅力です。

f0147840_0363148.jpgこの曲のカヴァーのなかには、「露骨」なものがあるそうです。でも、結局は「ウルフ」の企みも懇願も無に帰すのが構成の根幹なので、あまり露骨にやっては面白くないでしょう。アン=マーグレットのレンディションが「露骨」なほうの限界ではないかと思います。彼女の歌い方なら、男に言い寄られるなんて日に何回もあること、めずらしくもないという美女、相手を傷つけないあしらい方も承知している女性、という感じがします。期待だけはもたせてくれるのです。残念ながら、実体をともなわない空頼みですが!

いや、それにしても、すばらしい声の持ち主だなあ、といまはじめて聴いたように感心してしまいました(小学校のときから聴いていたのだから、いくらなんでも空々しい)。ボビー・ジェントリージュリー・ロンドンについては、当ブログでは声を大にして推奨してきましたが、アン=マーグレットもこのクラスに加えようと思います。

◆ 懇願する狼たち ◆◆
「ウルフ」をコミカルに演じるタイプのヴァージョンもあります。

うちにあるものでは、まずジョニー・マーサーとマーガレット・ホワイティングのヴァージョンがそうなっています。調べがついたかぎりでは、これがオリジナル録音と思われます。マーガレット・ホワイティングの歌い方は、ぜんぜん「期待」をもたせてくれません。「おもてなしありがとう」というところでさえ、なんだか冷たく聞こえますし、I'll take your handsのところでは、小さな悲鳴まであげています。相手の反応を読めずに、うっかりもう一押しなどしたら、平手打ちを喰らいそうな気配すらあります。

Margaret Whiting & Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside


こういう状態では、男としては、ディノみたいにクールにかまえているわけにはいかず、泣き落とし戦術しかなくなります。How can you do this to meのところでは、ほんとうに泣きが入っちゃいます。こうなると、「そんなひどいことしていいのかよ」というディノ盤を想定した解釈は通用しません。「そんなひどいことしないでくれよ、頼むから」というニュアンスへと変化しているのです。いや、じつに面白い歌詞です。

こういうコミカルな面は、シンガーとしてのマーサーの持ち味なのだと感じます。そのことは彼のJingle Bellsのところでもちょっとふれました。

f0147840_0493376.jpgカーメン・マクレーとサミー・デイヴィス・ジュニアのヴァージョンでは、「ウルフ」はさらに滑稽の度を増しています。「マウス」役がカーメン・マクレーなので、「未経験」には感じられず、大人がたわむれているようなヴァージョンです。いやあ、ニュアンスが千変万化する、じつに面白い曲ですねえ。

後半、サム・ザ・ウルフは、いろいろな声色を使い、大手搦め手から、いや、それどころか、立ち上がったり、ひざまずいたり、上下動まで加えて、なんとか口説き落とそうとしますが、相手は海千山千、かどうかは知りませんが、小娘ではないので、笑って取り合いません。いや、一カ所、サムの大熱演がよほど可笑しかったらしく、カーメン・マクレーはほんとうに笑いそうになっていますが。これはこれで、じつに面白いヴァージョンです。

f0147840_0554649.jpgバディー・クラークとダイナ・ショア盤も、コミカルなレンディションです。ダイナ・ショアは、男のあの手この手につい乗せられて、その気になりそうになっては、I really have to goと、自分に言い聞かせています。これもいいなあ、と思います。イントロで、ドアを開け、外では木枯らしが吹き、ついでにこの曲のメロディーが流れてくるという趣向も笑えます。

レイ・チャールズ盤はいらないでしょう。テンポも、アレンジ(マーティー・ペイチ)も重いし、相手役のベティー・カーターの声と歌い方も気に入りません。まったく楽しさが感じられないヴァージョン。

◆ インストゥルメンタル盤 ◆◆
インストゥルメンタル盤は2種だけもっています。ひとつは、すでに何度も登場しているアヴァランシェーズ盤です。またしてもクレジットとは異なり、ギターはひとりですが、この曲についてはこれでいいと感じます。オルガンとのデュエットでやっているからです。ギターが「マウス」、オルガンが「ウルフ」と、逆ではないかという役割分担ですが、歌詞を知らなければ関係ないことですから。

f0147840_103985.jpg後半はギターのインプロヴですが、なかなかいいプレイです。この盤が面白いのは、ギターのトーンといい、フレージングといい、すでに後年の「ギター・ヒーロー」たちのプレイのニュアンス、イディオムを先取りしてしまったようなところがある点です。

64年にこれだけのことをやった盤があると、当時の子ども、すなわちわれわれが、ちょっと遅れて、たとえば68年ごろに知ったら、なんと思っただろうかと考えざるをえません。いや、どう思ったんでしょうかね。正直にいって、自分のことながら、うまく想像力が働きません。ひとつだけハッキリいえることは、60年代終わり、ギターの「新しい」スタイルに大騒ぎしていた自分は、ものを知らない馬鹿者だったと、いまでは痛感しているということです。

f0147840_113336.jpgもうひとつ、ウェス・モンドメリーとジミー・スミスのヴァージョンもあります。同じオルガンとギターのデュオでも、こちらはアヴァランシェーズのように、きっちり役割を分けてはいません。ジャズだから、申し訳程度にテーマをやると、すぐにインプロヴに突入なので、あとは曲がなんだろうと同じです。Baby It's Cold Outsideの「ヴァージョン」とはいいかねます。プレイも面白いものではなく、聴きどころなし(最後のシークェンスで、めずらしくウェスがミスっているのが「聴きどころ」か)。

一粒で二倍おいしい、とはいかず、天ぷらとマグロをひとつのどんぶりに盛って、「鉄天丼」というのをつくってみたら、まずかったというオチ。インスト盤は、ハル・ブレインもビシッとキメているアヴァランシェーズに軍配です。

◆ 名作と作者とその妻 ◆◆
フランク・レサーの曲は、すでにMoon of Manakoora by Dorothy Lamourと、Moon of Manakoora by the 50 Guitarsと、同じ曲ですが、二回にわたって取り上げています。そのときに書き落とした、人口に膾炙したレサーの曲としては、On a Slow Boat to Chinaもあります。

このBaby It's Cold Outsideは、もともとは、レサー自身が奥さんのリンといっしょに歌うために書いた曲なのだそうです。娘さんによると、パーティーでは大受けに受ける曲で(そりゃそうでしょう!)、「いつだってキャヴィアとトリュフに困ったことはなかった」と両親がいっていたとのことです。夫婦による盤もあるそうですが、残念ながら聴いたことがありません。

f0147840_1405652.jpg
左から、アンソニー・クイン、リン・レサー、フランク・レサー(1945年)

リンは、フランクといっしょにBaby It's Cold Outsideを歌うのが大好きだったので、フランクがワーナー・ブラザーズにこの曲を売ってしまったときには、烈火のごとく怒ったそうです。フランクは、こうでもしないかぎり、呪縛から逃れられず、一生、これを上まわる曲を書けないような気がした、と弁明したとか。ものをつくりつづけなければならない人間としての決断だったのでしょう。でも、奥さんが納得したかどうか。「夫婦の曲」として、Baby It's Cold Outsideを愛していた奥さんの気持ちもよくわかります。ほんとうに楽しい曲ですからね。

しかし、ワーナーに売ってしまったのも、それほど悪い取り引きではありませんでした。1949年のリカルド・モンタルバンとエスター・ウィリアムズ主演の映画、Neptune's Daughterの挿入歌となった結果、Baby It's Cold Outsideは、その年のアカデミー最優秀主題歌賞を獲得することになったからです。呪縛から逃れようとしたフランクにとっては、むしろ十字架になったかもしれませんが。

f0147840_1412649.jpg
フランク・レサー・ソングブック、"I Hear Music: Capitol Sings Frank Loesser"。Baby It's Cold Outsideは、ジョニー・マーサー盤を収録している。

ある曲のあらゆるヴァージョンを並べて聴いていると、原稿を書き終わったころには、その曲を歌いまくっているか、あるいは逆に、もう一生聴きたくないと思っているかのどちらかです。Baby It's Cold Outsideは、聴けば聴くほど面白くなってくるタイプの曲です。思ったよりむずかしい曲で、まだ歌うにはいたっていませんが!


Click and follow Songs for 4 Seasons/metalside on Twitter
metalsideをフォローしましょう



ディーン・マーティン
My Kind of Christmas
My Kind of Christmas
by songsf4s | 2007-12-21 00:23 | クリスマス・ソング
Baby It's Cold Outside その1 by Dean Martin
タイトル
Baby It's Cold Outside
アーティスト
ライター
Frank Loesser
収録アルバム
A Winter Romance
リリース年
1959年
他のヴァージョン
Ann Margret with Al Hirt, Johnny Mercer with Margaret Whiting, Carmen McRae with Sammy Davis Jr., Buddy Clark with Dinah Shore, Ray Charles with Betty Carter, Avalanches, Jimmy Smith & Wes Montgomery
f0147840_023926.jpg

クリスマスというと、やはり子どもが中心になりますし、そもそも宗教行事なので、あまり「大人」の雰囲気の曲は目立たないのですが、そこはそれ、蛇の道は蛇(関係ないか)、やっぱり「大人のクリスマス・ソング」というのもあります。たとえば、当ブログすでに取り上げたもののなかでは、Let It Snow!などは、やや大人っぽい歌でした。

極端なものとしては、ケイ・マーティンという人(バックバンドはハー・ボディーガーズという名前!)の、その名もI Know What He Wants for Christmas (But I Don't Know How to Wrap It)というアルバムがあります。ジェケットは、ここに出すのはちょっとなあ、というデザインです。包む方法がわからなかったので、包まないことにしてしまったらしいのです。部分的ならオーケイでしょうかね。

f0147840_033411.jpg
この女性はただのモデルで、ケイ・マーティンという人ではない。念のため。

ほほう、と思い、聴かせてもらいましたが、「大人の曲」満載でした。いや、ジョークとして笑える出来で、けっして悪いものではありません。音楽もまじめにやっています。ただし、最近では100ドルは堅いそうなので、ちょっと手が出せません。いや、買えないという意味です。いや、だから、LPを買えないということ。誤解なきよう。

本日のBaby It's Cold Outsideは、ふつうの値段で買えます。ということはつまり、ケイ・マーティンほど「大人の曲」ではなく、ちょっとだけ「大人の曲」、ちょうどLet It Snow!ぐらいのムードで、テレビで歌っても、東海林太郎スタイルの直立不動で、怪しい所作をつけなければ問題ありません。

◆ やっぱり帰らなきゃ ◆◆
それでは歌詞を見ていきますが、アドリブの入りこむ余地が十分にある構成ですし、なお悪いことに、まだだれのものを看板に立てるか決めていないのです。Silver Bellsをはじめ、過去にも拮抗した首位争いがありましたが、Baby It's Cold Outsideは、候補が二つではなく、いくつもあって、これまででもっともむずかしい判断になりそうです。

Dean Martin - Baby It's Cold Outside


看板が決まるまで待っていてははじめられないので、歌詞はディーン・マーティン盤でいくことにします。この曲は男女デュエットで歌うことを前提にして書かれています。パーレンのなかは男性シンガーが歌うパートです。どこからどこまでひとかたまりなのか、よくわからないのですが、タイトルのBaby it's cold outsideが出てくるところまでで一周とみなしました。長くてすまん。

f0147840_2194672.jpg

I really can't stay
(But baby it's cold outside)
I've got to go away
(But baby it's cold outside)
This evening has been
(Been hoping that you'd drop in)
So very nice
(I'll hold your hands, they're just like ice)
My mother will start to worry
(Beautiful, what's your hurry)
My father will be pacing the floor
(Listen to the fireplace roar)
So really I'd better scurry
(Beautiful, please don't hurry)
But maybe just a half a drink more
(Put some records on while I pour)
The neighbors might faint
(Baby it's bad out there)
Say what's in this drink
(No cabs to be had out there)
I wish I knew how
(Your eyes are like starlight now)
To break this spell
(I'll take your hat, your hair looks swell)
I ought to say "no, no, no sir"
(Mind if i move in closer)
At least I'm gonna say that I tried
(What's the sense in hurtin' my pride)
I really can't stay
(Oh baby don't hold out)
Baby it's cold outside

「ホントにもういられないのよ」
(ベイビー、外は寒いよ)
「やっぱり行かなきゃ」
(でも、ほんとうに寒いんだぜ)
「今夜はほんとうに……」
(きみが寄ってくれないかなとずっと思っていたよ)
「……楽しかったわ」
(手をかしてごらん、氷のように冷たいよ)
「そろそろお母さんが心配しはじめるわ」
(なにをそんなに急ぐ必要があるんだい)
「お父さんは部屋を行ったり来たりするわ」
(薪が燃える音をきいてごらんよ)
「だから、ちょっと急がないと」
(頼むから、そんな急がないでくれよ)
「でも、ちょっと飲むぐらいならいいかしらね」
(飲み物をつくっているあいだに、なにかレコードでもかけておいてくれないか)
「ご近所はビックリして気絶しちゃうでしょうね」
(外はひどい寒さだよ)
「ねえ、このお酒、なにが入っているの?」
(タクシーもつかまらないさ)
「なんとかしたいんだけど……」
(きみの瞳はまるで星のように輝いているよ)
「……この金縛りをね」
(帽子を取ってやろう、きみの髪はすばらしいからね)
「こういうときは『あら、おやめになってくださらない』っていわなきゃいけないのよね」
(もうちょっとそっちにいってもいいだろ?)
「とにかく努力はしたと、あとで言い訳できるわよね」
(ぼくのプライドを傷つけたってしかたないじゃないか)
「やっぱり帰らなきゃ」
(そんなにすげなくするなよ)
「(二人いっしょに)やっぱり外は寒い」

微妙に会話が噛み合わずにズレたり、裏側で起きている「所作」をうかがわせたりするこの歌を表現するには、なによりも男女の呼吸が重要なので、なかなかやっかいですが、うまくいくと、理想的なデュエット曲に聞こえます。最後のいっしょに歌うところは、「外は寒いぞ」という男と、「やっぱり外は寒いものね」という女の、それぞれ異なったニュアンスでありながら、意見が一致するところがなんともみごとです。

もう一点、「マウス」(可愛い子ちゃん)役と「ウルフ」のラインが、ほとんど韻を踏んでいることにもご注意を。

f0147840_2223062.jpg

◆ ああ、でも外は寒い ◆◆
後半も同じ長さなのですが、ここで打ち切りというわけにもいかないので、つづけることにします。

I simply must go
(Baby it's cold outside)
The answer is no
(Baby it's cold outside)
Your welcome has been
(How lucky that you droped in)
So nice and warm
(Look out the window at that storm)
My sister will be suspicious
(Gosh your lips look delcious)
My brother will be there at the door
(Waves upon the tropical shore)
My maiden aunts mind is vicious
(Gosh your lips are delicous)
But maybe just a cigarette more
(Never such a blizzard before)
I've gotta get home
(But baby you'd freeze out there)
Say lend me a coat
(It's up to your knees out there)
You've really been grand
(I thrill when you touch my hand)
But don't you see?
(How can you do this thing to me?)
There's bound to be talk tomorrow
(Think of my lifelong sorrow)
At least there will be plenty implied
(If you got pneumonia and died)
I really can't stay
(Get over that old out)
Baby it's cold
Baby it's cold outside

「とにかく帰らなきゃ」
(でも、外は寒いよ)
「答えはノーよ」
(でも、外は寒いよ)
「あなたのおもてなしは……」
(寄ってくれてほんとうにうれしいよ)
「……ほんとうにすばらしかったわ」
(窓から外を見てごらんよ、ひどい吹雪だから)
「妹に疑われちゃうわね」
(きみの唇はなんともすばらしく見えるね)
「きっと兄さんが迎えに来ちゃうわ」
(まるで南の海の波のようだ)
「わたしには独身の叔母さんがいるんだけれど、それはもう意地が悪いのよ」
(うーん、きみの唇はなんともすばらしいな)
「でも、タバコをもう一本くらいなら、まだいいかしらね」
(こんなひどい吹雪はいままでに見たことがないよ)
「うちに帰らなきゃ」
(でも、いま外に出たら凍えちゃうよ)
「コートを着せてくださらないこと?」
(膝までくるほどの雪じゃないか)
「おもてなし、ありがとう」
(きみの手がぼくの手にふれるとドキドキするよ)
「でも、わかってちょうだい……」
(どうしてそんなひどい仕打ちができるんだ?)
「……明日は人に会わなければなの」
(きみをいま外に出したら、ぼくは一生後悔するだろうな……)
「まあ、いろいろなことがありうるでしょう」
(……きみは肺炎にかかって死んじゃうからね)
「ほんとうに帰らなければなのよ」
(そのセリフは聞きあきたよ)
「(二人いっしょに)ベイビー、外はほんとうに寒い」

笑ってしまうのは、唇の件です。最初はlook delicious「すばらしそうに見える」だったのが、つぎのつぎのラインでは、are delicious「すばらしい」と断定しているところです。この間になにがあったかというと、なんて野暮なことはいいませんが。

歌詞がとほうもない長さのため、文字数制限を超えそうなので、ここで記事を二つに割ることにします。各ヴァージョンの検討はつぎの記事をご覧ください。
f0147840_226633.jpg



Click and follow Songs for 4 Seasons/metalside on Twitter
metalsideをフォローしましょう



ディーン・マーティン
My Kind of Christmas
My Kind of Christmas
by songsf4s | 2007-12-21 00:04 | クリスマス・ソング