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祝 オフィシャル・ゲーリー・チェスター・ウェブサイト誕生 その10 インストゥルメンタル篇
 
震災からこのかた、映画をやっていないので、とりあえず、スコアのほうに重心をおく形でなにかやってみようと、重い腰を持ち上げ、一本だけ見ました。あと二、三本みたら、そのシリーズにとりかかろうと思っています。伝統的なオーケストラ・スコアのパラダイムからの脱出がポイントです。

また、何回にも分けて微細に検討したりするせいで、気楽に映画のことを書けなくなるので、軽い映画を一、二回でさっと軽く書く、というのもやろうかと考えています。そのようなレベルのものなら、見るのも楽ですし。

このところずっと、アクセス・キーワードは成瀬巳喜男関係が多く、リクエストをされているかのごとくなので、『稲妻』『女が階段を上るとき』『放浪記』『山の音』のうちのいずれかを書こうとも考えています。

あとは白木マリの映画、そして、久しぶりの日活アクションも控えています。やはり、日活を書くのがいちばん気分が昂揚します。

◆ ファランテ&タイチャー ◆◆
ゲーリー・チェスター・シリーズは、このところ、大物がつづいたので、今日は箸休めとしてインストゥルメンタルものを並べます。

まずはスウィング時代からの生き残り、トランペット・プレイヤーにしてビッグ・バンド・リーダー、レス・エルガートが時代に合わせて若向きにシフトしたトゥイスト・アルバム、The Twist Goes to Collegeから。

レス・エルガート Frenesi


Frenesiには山ほどヴァージョンがありますが、当家ではかつて、トミー・テデスコのものをサンプルとしてアップしました。それを再度、貼り付けておきます。

サンプル Tommy Tedesco "Frenesi"

もう一曲、レス・エルガートの同じアルバムから、これまたおなじみの曲のトゥイスト・アレンジ。

レス・エルガート In the Mood Twist


1962年のエルガートのヴァージョンは、おそらく、1959年のアーニー・フィールズのロックンロール・ヴァージョンに刺激を受けたものでしょう。そちらも貼り付けておきます。

アーニー・フィールズ・オーケストラ In The Mood


こちらのアレンジとドラムはアール・パーマーです。じっさい、アーニー・フィールズは名前だけで、主体となったのは、アール・パーマー、プラズ・ジョンソン、ルネ・ホールといった、あの時代のハリウッドのエース・スタジオ・プレイヤーたちだったようです。

◆ ヴィニー・ベル ◆◆
ちょっと時期が跳んで、つぎは1969年のヒットです。Exodus(映画『栄光への脱出』)のテーマのカヴァーで知られるピアノ・デュオ、ファランテ&タイチャーのもうひとつの大ヒット曲。これまたOSTをさしおいてのヒットでした。

ファランテ&タイチャー(ヴィニー・ベル=シタール・ギター) Midnight Cowboy


映画では、ギターになにかイフェクトをかけてやっていますが、ファランテ&タイチャーのカヴァーでは、ヴィニー(ヴィンセント)・ベルがエレクトリック・シタールをプレイしています。シタール・ギターの音もヒットの要因になったのでしょう。

そのヴィニー・ベルのエレクトリック・シタールをフィーチャーしたアルバム、Pop Goes Electric Sitarの全曲を、ほんのすこしずつダイジェストしたむちゃくちゃなクリップがあったので貼り付けておきます。

ヴィンセント・ベル digest from Pop Goes Electric Sitar


これではドラムを聴くというわけにはいかないので、このアルバムからサンプルをひとつアップしました。リー・ヘイズルウッド作で、1966年にシナトラ親子が歌ってビルボード・チャート・トッパーになったあの曲。

サンプル Vincent Bell "Somethin' Stupid"

オリジナルのシナトラ盤ではドラムはハル・ブレインでした。同じ時代を生きたというだけのことなのですが、チェスターの仕事はやはり、いやでもアール・パーマーやハル・ブレインと比較されてしまいます。

◆ アル・カイオラとスリー・サンズ ◆◆
ヴィニー・ベルより前の世代のNYのエース・セッション・ギタリスト、アル・カイオラのトラックでも、当然、ゲーリー・チェスターはプレイしています。もっとたくさんあるはずですが、ディスコグラフィーにはほんの一握りしかリストアップされていないので、この曲を。

サンプル Al Caiola "Never on Sunday"

このTuff Guitars Tijuana Styleというアルバムでは、カイオラはほとんどすべてのトラックでレズリー・ギターをプレイしています。いつものカイオラのトーンのほうがいいと思うのですが、どんなアーティストも、ときにはチェンジアップが必要なので、やむをえないところです。

最後の曲。スリー・サンズはギター・バンドではありませんが、リード楽器のひとつはギターです。

サンプル The Three Suns "Love Letters in the Sand"

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スリー・サンズの初代ギタリストは、のちにドン・カーシュナーとオールドン・ミュージックを設立するアル・ネヴィンズですが、このときはだれかのべつの人でしょう。ネヴィンズがプレイしなくなってからは、バッキー・ピザレリやほかならぬヴィニー・ベルなど、さまざまなプレイヤーが入れ替わり立ち変わり録音したようです。

NYのギター・インストというと、もうひとり、トニー・モトーラという大物がいます。モトーラのトラックでもチェスターはプレイしているはずですが、いまのところ、どのアルバムでプレイしたかは判明しません。いずれわかるのではないかと期待しています。


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ファランテ&タイチャー
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by songsf4s | 2011-06-27 23:48 | ドラマー特集