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宵待草、ラテンでやるせなさも中ぐらい哉──またもエキゾティカ・ジャポネ
 
いつもかわりばえのしない書き出しで恐縮ですが、散歩ブログを更新しました。

「コアラのサービス・ショットとウォンバットのスキル──金沢動物園オセアニア区」

◆ けっこうやるせないヴァージョン ◆◆
今日はヴァン・モリソンを聴いていたのですが、そのことはまた後日書かせていただくことにして、ここでは、「宵待ち草のやるせなさ、といって、俺のことではなし」という記事でチラッとふれたまま、宙ぶらりんになってしまった話を終わらせます。

竹久夢二作詞、西條八十補詞、多忠亮(おおの・ただすけ、大変な家系だが、その話は長くなるのでべつの機会に)作曲のこの「宵待草」のもっとも有名なヴァージョンは、たぶん昭和13年に映画化された際に、主演女優によって歌われたものでしょう。

高峰三枝子 宵待草


こんなヴァージョンもありました。

李香蘭 宵待草


リーガル・ジャズ・バンド 宵待草


リーガル・ジャズ・バンドというのは、リーガル・レーベルのハウス・バンドという意味でしょう。実体はフリーランスのプレイヤーかもしれませんが、戦前の日本のそういう方面については知識がありません。

◆ それほどやるせなくもないヴァージョン ◆◆
ここまではノーマルな、「宵待草」という曲の、いわば「表の顔」でした。当然ながら、当家の場合、主役は、そういうものとは異なる、王道を行かない変なヴァージョンです。

先日、「ここに幸あり、どこにあり──再びポール・マークのエキゾティカ・ジャポネ」という記事で、「会津磐梯山」をご紹介した、オール・スター・オーケストラのヴァージョンがあるのです。

サンプル All-Star Orchestra "Yoimachi-Guza (bolero)"

ピアノとパーカッションの使い方が好ましいアレンジで、ほう、と思いました。どういうわけか、このアルバム「A Far East Fantasy」(いやはや、なんとも胡散臭いタイトル)には、二種類の「宵待草」が収録されています。

サンプル All-Star Orchestra "Yoimachi-Guza Variation (Cugat Style)"

「クガート・スタイル」と注記が入っていますが、銅鑼の鳴るイントロは、由緒正しい「エキゾティカ・ジャポネ」です。いや、こんなものに由緒もなにもあるわけではござんせんが!

f0147840_091420.jpg

オール・スター・オーケストラについては、さっぱりわかりませんでした。国籍すら不明なので、日本製スタジオ・プロジェクトの可能性もあります。ステレオなので、50年代末以降のものでしょう。どなたかご存知の方がいらしたらご教示を願います。

デザインや編集をなさる方はご存知でしょうが、このオール・スター・オーケストラのアルバムに使われているフォントは、Japanという名で呼ばれることがあります。ついでなので、フォント関係のサイトをいくつかあげておきます。

Japanフォントセット

日本語フォント・セット

フリー・フォント「Karate」「Shanghai」ほか

Karate dingbat

フォントの世界にも、けっこうエキゾティカ・ジャポネがあるのだな、と感心してしまったのでした。


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高峰三枝子
高峰三枝子/湖畔の宿
高峰三枝子/湖畔の宿


李香蘭
決定盤 李香蘭(山口淑子)大全集
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by songsf4s | 2011-05-28 23:49 | Exotica