人気ブログランキング |
One Monkey Don't Stop No Show その2 夜の部
 
3月21日、ここから記事を改め、夜の部に入ります。雨でどこにも出かけられず、ディザースター映画でも見ようかと思ったのですが、寝不足がつづいていて、けっこうきっちり眠ってしまいました。ディラーズのアルバム2枚分、ほとんど聴かず、つぎのブリトーズに入ってやっと目覚めました。

といって、そっちへ行くかというと左にあらず、夜の部オープナーは、ディノ・ダネリの派手なドラミング、ザ・ヤング・ラスカルズ、Mickey's Monkey、ライヴだぜ! ディノが暴れてるぜ!



急に増えたお客さんはなにを求めていらっしゃるのでしょうかね。音楽とか映画で増えるようには思えないのですが。東電や政府の批判なら、ツイッターをご覧になったほうがいいと思いますよ。キツいのが日に何回も飛んできます。わたしのような二次情報による「読み」ではなく、一次情報にアクセスできる人たちの言葉がRTされてきます。

そういうなかに、検察の動きに関するものがないので、だれかやってよ、といいたくて、証拠隠滅のことにふれたりとか、まあ、そういう隠居仕事をわたしはしているだけです。

わたしは本来なら平和な人間で、音楽だとか、映画だとか、書物だとか、それもカビの生えた古物にしか興味がなく、天下国家など知ったことではないのですが、でも、これほどのチャンスはないのに、日本はもう終わりだみたいなことをいう人がいるので、馬鹿いってんじゃない、東電が妨害さえしなければ、3.11以前の長期低迷から脱出する好機ではないか、と叫びたくなっただけです。

日本の近代史を斜め読みしたことがある人なら、だれだってご存知でしょうに。関東大震災も、太平洋戦争敗戦も、日本はプラスに転じています。いや、たいていの国では、災害はそれまでの古い腐った部分を掃除する絶好の機会になっているはずです。

歴史なんか知らなくたって、需要と供給という言葉を知っている人なら、だれだってわかります。どこから金を捻出するかという問題はありますが、いまは社会のさまざまなレベルで巨大な需要が生まれています。早く生産しろ、早く物資を需要地に送れ、という強い圧力がかかっています。

これはなんですか? 日本はカンフル剤を打たれたのです。なぜ、みんな勇み立たないのですか。不謹慎だから? くだらない言葉は忘れなさい。経済を沈滞させたって、死者は生き返りません。被災地の人を助け、町をよみがえらせるには、まず物資と人材です。千載一遇のチャンス、と思うべきなのです。それが結果的に被災者への援助につながります。

ジョン・レノン、Starting Over



もちろん、当家のお客様は、みなさん、そんなことはご承知でありましょう。でも、同じように考えている人間がいることを知るのは、すこしはプラスになるかもしれません。スポーツ紙で昨日の勝ちゲームの結果を確認するような、小さな喜びでしかありませんけれどね。

逆に、どうにも腹の立つ奴というのは気になって仕方ない、というケースもありましょうな。コメントは承認制ですが、汚い言葉を使ったりしなければ、批判も承認しますよ。書くだけ書いてみたら如何でしょうか。承認しなくても、スパムでなければ目を通し、何秒間か嫌な気分になったりすることでしょう。

わたしは自他ともに認める後ろ向き人間なのに、なんで、こんな建設的なことをいわなければいけないのかと、ちょっと腹も立ちます。建設はほかの人の仕事、わたしは陽だまりに寝転んで、この世界が奏でる音楽に耳を澄ませる怠け者です。

音楽。ハル・ブレイン・オン・ドラムズ、もうママなんて呼ばないで、なんて、そんなつれないこといわないで、ママ・キャス・エリオット、Getting Better



原発のドアホ状態と停電さえなければ、いまごろみんな、よーし、一丁稼いでやるか、てえんで、ハル・ブレインのドラム・ビートのように、あっかるい笑い声を立てて、被災地を片付け、新しい町のプランを練っていたでしょう。

あれがほんとうに防げないことだったのなら、こんなことはいいません。防げたはずなのに、原子炉を守ろうなどという邪悪な心得違いから、打つ手が遅れ、また、現場の判断ミスもあって、こうなってしまったとツイッターからの情報では読み取れます。テレビ、その程度のこともいっていませんか? もう見るのをやめつつあるのでよく知りませんが。テレビ、まじめにやらないとなくなっちゃいますよ。がんばれ、放送業。

でも、わたしがほんとうに書きたいのはそういうことではありません。どうせテレビはしぼんでいくメディア、興味なんかかけらもありません。どう見たってオッパイ垂れた梅干し婆ですよ、テレビの現状は。

この災害は、われわれに当たり前のことを再認識させる契機になりました。たとえば、多くの人に、守らねばならない人があり、それが生きるうえでもっとも重要なことだ、といったことです。

スティーヴン・スティルズ、最初のソロ・シングル、Love the One You're With



ちょっと小休止。夕食後、再開の予定です。19:37

さて復帰。ちょいちょいでこんなに書くものかね、俺はやっぱりプロなのだろうか、と笑ってしまいました。とにかく書くのが早い。どんどん書く。たんなるおしゃべり、ともいいますな、世間では。

東電や日本国政府の宣伝ばかりするのが能じゃない、「私自身のための広告」なんてノーマン・メイラーの本、読みませんでしたか? わたしは読みませんでした。いなしてすまん。『裸者と死者』だけで中学生は投げました。学校の図書室にノーマン・メイラー全集があったというのも、考えてみるとすごいかもしれません。

世間では、原爆、ちゃうでえ、原発と停電という、東電のテロ二段攻撃で、いろいろなものが吹き飛ばされているようですが、わたしもひとつ飛ばされる恐れ無きにしも非ずです。

先月終わり、何日だったか、京急が沿線の火事で停まった日ですが、以前よくいっしょに本を作った編集者と久しぶりに会いました。あれこれ無駄話をしているうちに、映画を見て、映画音楽の話をするっていう集まりをやりたいと言い出したわけです、その編集者が、というか、いまは出版社経営者なのですが。

ちょっと一休み。映画音楽というと、まあ、いろいろありますが、すっと出てくるのは、フランソワ・ド・ルーべ作曲『冒険者たち』



赤坂のさるマンションに、大型プロジェクターを備えた小さなスペースがあるのだそうです。リーズナブルな価格で借りることができるので、飲食ありの映画鑑賞会をやりましょうよ、というわけです。で、その作品選択と、しゃべりをやらないかとなり、ロング・ウォークをしながら、選択基準を考え、それぞれのスコアの歴史的意義などを列挙し、一覧表をつくったのです。

すでに企画者である出版社社長には候補作のリストを送り、検討に入ろうかというところで、この地震とそれにつづく東電、政府、メディア、学界が結託した関東大人災です。私なんかよりずっと大きな企画を飛ばされた人がたくさんいらっしゃいますが、このささやかな企画が少なくとも延期は避けられない情勢になったのは、やはりわたしにとっては、ちょっとした出来事です。

自分のものはさておき、停電でやりようがない、というのはしかたないとして、不謹慎だから、なんていう理由でなにかを中止するのはやめようじゃないですか。いまだからこそ、人に集まってもらい、催し物をする意味があります。

これは候補からははずしたのですが、いかにもあの時代のヨーロッパらしいテーマ曲、『黄金の七人』



どんぶり勘定で、30人ほどのお客さんにきていただければ、ペイしそうなのですよ、上記の映画音楽を聴くために映画を見る会は。企画者とわたくし、お互い、一所懸命動けば、30人のお客さんにきていただくことはできるのではないか、という算術をしたわけです。

もちろん、このブログも宣伝媒体として利用することになるわけで、いま、はじめて、予備的な予告をしてみたわけです。だから、ほら、金ももらっていないのに、政府や東電の宣伝をやるのは馬鹿らしくなった、自分自身のための広告をすることにしたと、さっきお断りしたでしょう。

これは候補に入れています。ラロ・シフリン、『ブリット』。テーマではなく、例のカー・チェイス・シーン冒頭の音楽。



ご覧になった方は意外に感じられたのでは? 音楽があるのは、そろりと動きだしたカー・チェイス冒頭だけ、がんがんのアクションになると、音楽は消えてしまいます。これが、同じラロ・シフリンがスコアを書いた、後年のアクション映画の代表作、『ダーティー・ハリー』になるとどうなるか、なんていうのは興味のあることですが、そろそろエネルギー切れ。一日ずっとPCの前に坐っているの案外疲れるものです。

ということで、今夜はここまでのつもりです。また明日がありますように。


Click and follow Songs for 4 Seasons/metalside on Twitter
metalsideをフォローしましょう
by songsf4s | 2011-03-21 18:02