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サンプラー テレビドラマ「サンセット77」のテーマ
タイトル
77 Sunset Strip
アーティスト
unknown (TV OST)
ライター
Jerry Livingston, Max Steiner
収録アルバム
TV Themes
リリース年
1958年
他のヴァージョン
Video All Stars, Warren Barker & Warner Brothers Star Instrumentalists, Frankie Ortega Trio With Sy Oliver & His Orchestra, Mundell Lowe & His All Stars, Ralph Marterie
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わたしはまったくの非政治的人間なので、あまり気にしないで読み流していただきたいのですが、なぜあんなヴィデオがいまになって流出した程度のことで騒ぎになるのでしょうか?

多くの人間が関心をもっているクリップを、ほんの一握りの人間が「おまえらなんかには見せてやんないもんねー」とあっかんべーをしながら見た、という事実があったわけですよね? そのとき思ったのは、いまどき、万単位の人間が見たいと思っているものを隠しておけるはずがない、どうしてどこかにアップされないのだ、なにか意図があってタイミングを見計らっているのか、ということでした。

ひどいタイム・ラグがあって、映画だったらもう客が入りませんな。時機を逸しました。つぎの流出は、間髪を入れずにお願いします。ジミー・ジョーンズも歌っているでしょ、All you need is timing!

ところで、鈴木清順の『海峡、血に染めて』という映画をご存知でしょうか。いや、ご存知ないでしょうから、いいのですが、あの映画を思いだしたりしたのです。で、やっぱりわたしは、海保アクションより、日活アクションのほうがずっとよくできていると思います。その程度の「映画」なんだから、大騒ぎしなさんな。ないと思われていた映画が出てきたのならビックリしますが、あるとわかっているものが出てきたのでは、当たり前すぎてニュースにならんでしょうに。

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WBスタジオ最大の第16サウンドステージ。たしかにちょっとした高さ。

◆ ワーナー・ブラザーズ探偵社ハリウッド本店 ◆◆
ワーナーの集団探偵ドラマの第一弾は「サンセット77」でした。蓋を開けたらこれが金脈で、「ハワイアン・アイ」、「サーフサイド6」とつづくことになりました。「CSI」のラス・ヴェガスとマイアミとNYがときおり重なるように、「サンセット77」と「ハワイアン・アイ」と「サーフサイド6」にも顔見世オールスターものがあったようですが、さすがにそのへんは幼すぎて記憶がありません。

サンセット77 オープニング


テレビの探偵ものというのはそれ以前にもいくつかあったのに、「サンセット77」がこの分野の草創期を代表するシリーズとみなされている理由は、たぶん、探偵を複数にしたことと(エド・マクベインの「87分署」シリーズとドラマ「M Squad」がヒントになった可能性があるが、どちらも警官が主役であり、私立探偵ではない)、LA的なお気楽さを全体の基調としたことではないかと思われます。その意味で、エド・バーンズの演じたクーキーがポイントになったと思います。

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しかし、さすがに、このあたりのドラマはディテールを記憶していないので、あまり踏み込んだことは書けません。いずれ、いくつかのエピソードを見てみたいものと思います。いまいえることは、こうしたドラマの魅力のひとつはレギュラー陣たちの会話であり、寡黙な私立探偵の物語からの大転換をしたことで、「サンセット77」は大ヒットしたと仮定しても大丈夫だろうということだけです。

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サンセット&ヴァインにあったウォーリッチズ・ミュージック・シティー(左)とNBC(右)。ウォーリッチは昔はハリウッド最大のレコード店だったという。ここでスカウトされたのはだれだったか、エイプリル・スティーヴンズ? 経営者のグレン・ウォーリッチはキャピトル・レコードを発足し、この建物を最初の本社にした。いろいろ興味深い歴史的事実があるのだが、それはいつかまたの日に。

◆ OSTとウォーレン・バーカーのカヴァー ◆◆
いちおうクリップを貼りつけておきましたが、音だけのものもサンプルにしておきます。

サンプル TV OST "77 Sunset Strip"

この明るさ、軽さはやはりハリウッドならではだと感じます。エフレム・ジンバリスト・ジュニアよりも、クーキー=エド・バーンズの身のこなしに合っています。

オリジナル記事に書いたように、カヴァーとしては、ウォーレン・バーカーのチャチャ・ヴァージョン(ストレート・ヴァージョンもある)が出色の出来です。

サンプル Warren Barker "77 Sunset Strip Cha Cha"

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ウォーレン・バーカーというアレンジャーとは基本的なところで趣味が合うようで、自己名義のA Musical Touch of Far Away Placesも、トミー・モーガンの「紅の翼」ハイ・ロウズ「サウンド・オヴ・ミュージック」のアレンジも好きです。

77 Sunset Strip Cha Chaは、ティンバレスなどを含むノーマルなラテン編成に、異質なフェンダー系ギター・サウンド(テレキャスターか?)を噛み合わせたところに味があります。

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いつも思うのだが、ラス・ヴェガスというのはLAの下半身を砂漠に移転したようなところがあって、アンダーワールドは直結している(したがって芸能界も)。それが表面にでると、このサンセット・ストリップに掲げられたサハラの看板のようになる。

このところ、日活映画のサントラなどで、意識して昔の日本のジャズを聴いてきて、悪くないレベルにあったことを確認しましたが、その耳でほぼ同時期のハリウッドのエース・プレイヤーたちのサウンドを聴くと、やっぱりリーグがぜんぜんちがうと感じます。


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77 Sunset Strip OST
77 Sunset Strip

77 Sunset Strip
77 Sunset Strip


Television's Greatest Hits, Vol.1: From the 50's and 60's
Television's Greatest Hits, Vol.1: From the 50's and 60's
by songsf4s | 2010-11-05 23:59 | 映画・TV音楽