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魂も凍る二月のThis Is THE DAY――バディー・ホリー、リッチー・ヴァレンズ、ビッグ・バッパー
 
二月三日は節分だという意見もありますが、年中行事というのは新暦ではどうしても不思議なことになりますし、恵方巻というのは西のもので、鬼と罵られ、豆をぶつけられた側の東国人としては、どうも違和感があります。

やはり、二月三日といえば、バディー・ホリー、リッチー・ヴァレンズ、ビッグ・バッパーの命日でしょう。この三人が同じ日に没した経緯は、「American Pie by Don McLean その1」という記事に書きましたので、ご存知ない方はそちらを参照なさっていただければ幸いです。

じつは、すでにツイッターでバディー・ホリー特集のようなものをやってしまったので、この記事は同様の選曲になりそうです。ツイッターでわたしをフォローされている方には、あまり用のない記事になるであろうことを、先回りしてお詫びしておきます。

いやでもなんでも、バディー・ホリーの命日なので、この曲ではじまるのは前世からの定め。

Buddy Holly - That'll Be The Day


バディー・ホリー・フォロワーというと、ついうっかり、ボビー・ヴィーだの、トミー・ローだの、ボビー・フラーだのといった人たちを指折ってしまいますが、じつはキング・オヴ・バディー・ホリー・ファンズは、この人たちでしょう。

The Beatles (The Quarrymen) - That'll Be The Day


ビートルズのルーツとして、ブラック・ミュージックをあげていくこともできるでしょうが、究極においてなにがインスピレーションだったのだ、と突き詰めていくと、やはりバディー・ホリーとエヴァリー・ブラザーズのアマルガムではないかと思います。

ポール・マッカートニーの会社は、バディー・ホリーの楽曲の権利を持っていますが、しかし、どちらが近いかと云えば、それはもう、ジョン・レノンでしょう。ジョンの歌の向こうにはバディー・ホリーのすがたがいつも揺曳しています。

バディー・ホリーの曲でとくに好きなもの、となると、まず指を折るのがこれ。

Buddy Holly - Not Fade Away


ジョン・カーペンターの『クリスティーン』はなんともはやつまらない映画でしたが、1950年代にクリスティーンがデトロイトの工場で誕生する場面はモノクロで、バディー・ホリーのNot Fade Awayが流れ、クリスティーンが走っているショットで画面に色がつき、現代へと時代が移ったことが示され、音のほうもバディー・ホリーからべつのNot Fade Awayへと変化していくという、音楽がわかっている監督にしかできない技を見せてくれました。

バディー・ホリーのオリジナルに接続された後年のカヴァーはこのヴァージョン。

Tanya Tucker - Not Fade Away


記憶では、ディストーションのかかった派手なギターのあたりから、こちらのヴァージョンへと遷移したような気がするのですが、ユーチューブでは確認できませんでした。

Not Fade Awayはうんざりするほどたくさんカヴァーがありますが、やはり、グレイトフル・デッドのテーマ曲、と云いたくなります。デッドのNot Fade Awayは40種類以上リリースされていますが、これは1971年の録音。

Grateful Dead - Not Fade Away


やはり80年代のずぶずぶに崩れたデッドにくらべると、このころはまだ折り目がパリッとしていて、いいサウンドだったなあ、としみじみします。ソロに入ると、ガルシアがすっ飛んでいくのも快感です。

わたしはバディー・ホリーの没後、数年たってから音楽を聴くようになったので、彼の曲はほとんどカヴァーで知りました。最初はもちろん、これに決まっています。

The Beatles - Words of Love


聴くだけではなく、中二のときのバンドでやっちゃいました。3コードの曲だともうダボハゼでした。

つぎの曲なんかも、バディー・ホリーを本気で聴こうと思った理由のひとつです。ジム・ゴードン・オン・ドラムズ。

The Nitty Gritty Dirt Band - Rave On


アコースティック・リズム・ギターでゴリゴリとドライヴしちゃうところが、ほとんど感動的といっていいくらいです。

つぎの曲もやはり、バディー・ホリー楽曲独特の、パワー・コードによるドライヴ感を再現しようとして書かれたパスティーシュといっていいでしょう。

The Bobby Fuller 4 - I Fought The Law (And The Law Won)


スティーヴ・ウィンウッドとバディー・ホリーとはあまり結びつかない感じで、なぜこの曲を歌ったのか、ちょっと不思議ではあるのですが、しかし、ウィンウッドが歌うと、やはり彼独特のなにものかになるなあ、と感じます。

Blind Faith - Well Alright


バディー・ホリーのバラッドの代表作を入れておきます。

Buddy Holly Story - True Love Ways


むろん、わたしは後追いなので、この曲もカヴァーから入りました。

Peter and Gordon - True Love Ways


こういう風に簡単にやっては申し訳ないのですが、時間がなくなってきたので、運命の飛行の同乗者たちの曲をひとつずつ。まずはリッチー・ヴァレンズ。アール・パーマー・オン・ドラムズ。

Ritchie Valens - Come on Let's Go


記憶しているのはアール・パーマーだけですが、リズム・ギターはキャロル・ケイ、ベースはレッド・カレンダー、なんていうメンバーかもしれません。リードはリチャード・ヴァレンズエラ自身によるものだったような気がします。

つぎはビッグ・バッパーことJ・P・リチャードソンの代表的ヒット。

Big Bopper - Chantilly Lace


以上、はなはだ簡単ですが、バディー・ホリー、リチャード・ヴァレンズエラ、J・P・リチャードソンの三人をしのんで曲を選んでみました。


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バディー・ホリー(ボックス)
Not Fade Away: The Complete Studio Recordings & More
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リッチー・ヴァレンズ
Complete Ritchie Valens
Complete Ritchie Valens


ビッグ・バッパー
Hello Baby: Best of the Big Bopper
Hello Baby: Best of the Big Bopper


グレイトフル・デッド
The Grateful Dead (Skull & Roses)
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ピーター&ゴードン
Ultimate Collection
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ビートルズ
Anthology 1
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ビートルズ
Beatles for Sale (Dig)
Beatles for Sale (Dig)


ニッティー・グリッティー・ダート・バンド
Uncle Charlie & His Dog Teddy
Uncle Charlie & His Dog Teddy


ボビー・フラー・フォー
I Fought the Law & Other Hits
I Fought the Law & Other Hits


ブラインド・フェイス
Blind Faith
Blind Faith


タニヤ・タッカー
TNT
TNT
by songsf4s | 2012-02-03 23:58 | 追悼 | Comments(2)
Commented by tonie at 2012-02-07 02:55 x
初七日でもないのに、書き込みが遅れてしまいました。
毎年、バディ・ホリーとジョー・ミーク、バートン・クレーンの同時追悼(1曲は聞く)を行っています。亡くなった年の順番だと、バディ、バートン、ジョー・ミークなんですよね。
今まで、上の3人のトリビュートばかりしていましたが、今年はsongsf4sさんのブログに啓発されて、初心に戻り(?)the Big Bopper、Richie Valensの曲も聞いてみました、聞き出すといつも「Bopper 486609」みたいなアンサーソングも含めてBig Bopper旋風がが止まらなくなります。

気持ちを切り替え、きれいなタイトルの追悼曲を聞いて〆ました。
「Gold Records In The Snow」
http://www.youtube.com/watch?v=mdaE0v_SfBY
Commented by songsf4s at 2012-02-08 00:03
こんな追悼曲があるとは知りませんでした。ベニー・バーンズというシンガーもお初です。

バートン・クレーン、ジョー・ミークとつづくと、すごくアナーキーな並びになりますねえ。

アンサー・ソングといえば、ずっと昔に別ブログで検討したのとは異なる盤を手に入れて、またそういうのをやろうかなんて思っています。

Hound Dog
Bear Cat

You Heard Me Knocking
I Hear You Knocking

Why Do Fools Fall In Love
I Found Out Why

なんていう組み合わせは知りませんでした。とくに逆アンサーらしきYou Heard Me Knockingが興味深いところですが、まだ検討不十分です。4枚組なので。
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