このところ、検索キーワード紹介というのをやっていなかったので、今日は久々にやってみようと思います。外出していたので、なにも材料がないのです。
二、三日前から、なんだか妙なぐあいだなあと思っていたのですが、今朝、昨日までの集計を見て、うへえ、といってしまいました。
ご覧のように、十のうち、わずかに「魔女の季節」と「お座敷小唄」のふたつだけはちがいますが、あとはすべて田坂具隆監督の映画『乳母車』に関係したものです。
つらつら振り返ってみると、『乳母車』については、傑作でもなんでもない、たんにすごく好きなショットがいくつかあるだけだ、などといいつつ、じつに何度も記事にしています。
最初に、『乳母車』を再見したい、と書いたのは『狂った果実』その2という記事のことで、鎌倉駅の階段の手すりのデザインを確認したいという、映画の中身とは関係ないことを書きました。その後、『乳母車』にふれたおもな記事を一覧しておきます。
Nikkatsuの復活 その2
鎌倉駅と『乳母車』(石原裕次郎、芦川いづみ主演、田坂具隆監督、1956年日活映画)
『乳母車』(石原裕次郎主演、田坂具隆監督、1956年日活映画)の美術 その1
『乳母車』(石原裕次郎主演、田坂具隆監督、1956年日活映画)の美術 その2
『乳母車』(石原裕次郎主演、田坂具隆監督、1956年日活映画)の美術 その3
『乳母車』(石原裕次郎主演、田坂具隆監督、1956年日活映画)の美術 その4
『乳母車』(石原裕次郎主演、田坂具隆監督、1956年日活映画)の美術 その5
三たび『乳母車』と鎌倉駅、そして久生十蘭
ほかに軽く言及したものもありましたが、きちんとふれたのは、だいたい以上だろうと思います。
ただ、RTなどが増えたのは「鎌倉駅と『乳母車』」という記事だけなので、これがお目当てなのかもしれず、だとしたら、映画の内容よりも、昔の鎌倉への関心でいらしているのか、という気もしてきますが、それを暗示するキーワードはありません。
『乳母車』というのは、悪い映画ではありませんが、歴史に残る名画というわけでもありません。ディテールにおおいなる魅力のある失敗作、といったあたりでしょう。この「ディテール」のなかには、初々しい芦川いづみの魅力というのも、含まれていて、ひょっとしたら、映画そのものより芦川いづみへの関心のほうが大きいのかもしれません。
どなたかが没したケースを除けば、アクセス急増の理由がわかったことは、ただの一度もないので、考えるだけ無駄のようです。結局、『乳母車』をまた再見しようかな、と思っただけでした。
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