人気ブログランキング | 話題のタグを見る
まだ原発マッチポイントがつづく夜もロックンロール4
 
停電時間帯に突入。まだついています。すごく中途半端な感じで、まったく落ち着きません。夜間に停電したら、横になって考えごとでもするか、ラジオでもきくか、寝るか、それくらいしかやることはありません。あ、ひとりじゃなければできるだいじなこともありますがw

というわけで、今日は朝刊のみ、夕刊は休刊とおもっていたのですが、どうにも間がもたないので、記事を改めて、夕刊開始です。今夜の一曲目。ツイッターとダブりますが、プロコール・ハルム、Power Failure。



スタジオ録音のWhiskey Trainをきいたときも、すごいカウベルだと思いましたが、このライヴ・ヴァージョンのB・J・ウィルソンのカウベルには、ギョッとしました。限界に挑戦! て、家電量販店じゃないのですが、ほんとうに叩いているのか、なんて疑いの目でクリップを凝視してしまいました。

B・J・ウィルソンといえば、当然、ジョン・ボーナムを思い出します。ラジオから流れてきたもっともショッキングな曲のひとつ、レッド・ゼッペリン、Good Time Bad Times。



しまった。こんな中継の最中とは知らず、歌舞音曲どんちゃん騒ぎをしてしまった。

ツイッターも、あきれ返った情報が流れたりしますが、非常に有用な情報も得られます。英国大使館の在日英国人向け声明を読みました。

英国大使館の在日英国人向け声明の邦訳(コピー)

もっとも気に入ったのはつぎの項目。

●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。

自国の政府をまったく信用できず、外国大使館の見解しか信用できないというのは、まったく不幸極まりないことで、現政権には原子炉が冷えたら総辞職してもらいたいと思います。ウェブがなかったら皆目状況がわからなかったぞ、さっさと総辞職しろ>菅政権。

横須賀市には放射性物質を扱っているやばい施設があり、また原潜なども寄港するせいもあるのか、放射線濃度モニタリング・ポストがあり、神奈川県のページで数字を見ることができます。すぐお隣の町、3分で歩いていけるところで、いまどうなっているかがウェブでわかるのです。もちろん、市内にあるすべてのポストのリーディングもチェックできます。

音楽。BJ、ボンゾとくれば、もうひとりのイギリス人ドラマーも登場必至ですな。フロウ&エディー、Feel Older Now、ウィズ・エインズリー・ダンバー・オン・ドラムズ。



いま、躁転という言葉を教えてもらいました。またアドレナリンが過剰消費されているので、そろそろクール・ダウンに入ります。あれ? ウォーキングのことを書けませんでした。依然、停電可能性時間帯にあって、落ち着かないのです。

いま防災無線で明日の停電予定。うちのあたりは比較的打撃の小さい午後の時間帯だそうです。24時間表現にしたり、午後といったり、夜といったり、あれはやめてほしいものですな。混乱します。

メルトダウンを起こしそうなドラミングの曲を並べておいて、いきなりこっち側へ行くのは、やみくもな海水注入みたいですが、このところずっと、気分を落ち着けるのに利用している曲をいってみます。ユーチューブにはライヴしかないので、久々にサンプルにしました。

サンプル Ry Cooder "Maria Elena"

ライ・クーダーは、スライドより、こういうプレイのほうがすばらしいと思うのですがねえ。途中から入ってくる2本のヴァイオリンの響きにセンティメントを揺さぶられます。涙が出そうなサウンドスケープ。

いま考えて思い出した曲。キンクスのYoung and Innocent Days



ちょっとシナプスが働きはじめたのか、クール・ダウンの歌がぞろぞろ出てきました。つぎはボビー・ジェントリー、セカンド・アルバム、Delta Sweeteのクローザー、Courtyard。



そんなにあれこれ聴けるものではないので、ちょっと文字情報をいきます。

ウォーキングなんて、好き勝手にやればいいのであって、根本的に考え方が間違っていたとしても、ほんの二歳ぐらいからやってきたこと、いまさら修正のしようもありません。まあ、モデルとかはちゃんとやるんでしょうけれど、あれでは長距離は歩けません。

装備といっても、とくにありません。だれでも考えつくようなものをもてばいいのです。

・飲み物
・地図。お好みだが、私自身は広げられる一枚ものペラ地図が好き。
・プロテクター・フィルム(あとで説明)
・ライター
・タオル
・カメラ
・ウェットティッシュ
・筆記具

わたしの場合は、ふだん、こうしたものをバックパックに入れています。

プロテクター・フィルムというのは、バンドエイドを強力にしたようなものです。軍用に開発されたものだときいています。強力というと、厚いものを想像なさるでしょうが、ノー。すごく薄いものです。見た目も感触も両面テープそっくりなのです。

これは商品としては、傷口を水から保護するものとして売られています。バンドエイドではないので、傷口にふれないように、とも警告しています。でも、もともとは戦場での負傷の応急手当用につくられたそうで、血止めが主な目的だったといわれています。

バンドエイドとプロテクター・フィルムの最大の違いは、粘り、粘着力です。もちろん、不慮のケガのことも考えていますが、これをバックパックに入れる第一の理由は、靴擦れ対策です。

靴擦れの特徴は二つ、一、これをやってしまうと、ものすごく痛くて歩けない、二、バンドエイドのようなもので簡単に痛みを止められる、です。

考えてみると、変なケガですよ。ものすごく痛いのに、なにかを当てれば、ぜんぜん痛まなくなるのですから。で、以前はバンドエイドを持ち歩いていました。いや、いまでもバックパックに入れるだけ入れています。

バンドエイドでも靴擦れの手当てはできます。でも、場所が悪くて、歩いているとすぐに剥がれてしまうこともままあります。それに対して、プロテクター・フィルムは、両面テープのように薄くぴったり患部に貼りつくので、歩いたために靴でこすられて剥がれる可能性はぐんと低くなります。わたしの経験では、フィルムが靴でこすれて剥がれたことはありません。

両面テープに似ているのですが、異なるのは粘着力があるのはあくまでも片面だけだということ、もう片面は滑らかで、靴の摩擦をするっと逃がしてくれます。

フィルムはバンドエイドより高価ですが、歩きなれていないかたが、今回の震災のような場合に、突然、長距離を歩かねばならなくなった場合には、じつに頼もしいものだと思います。軽くて薄いので、一枚でいいからバッグのポケットにでも入れておくと、ほんとうに安心です。

うーむ。こういう話は簡単には終わりませんねえ。クール・ダウン・チューン、こんどはスティルズ=ヤング・バンド、ニール・ヤング作、Midnight on the Bayです。あれ、クリップがないので、これもサンプルにします。

サンプル Stills-Young Band "Midnight on the Bay"

まだ原発マッチポイントがつづく夜もロックンロール4_f0147840_23362856.jpg


ほかに補足説明が必要なものがありますかね。ライターはタバコを吸うわけではなく、鋏のかわりに使える場合があったりするので、携行する道具として有用だと考えているに過ぎません。不要とするのもひとつの考えでしょう。わたしは、起きないかもしれない事態に備え、どうせ軽いんだからとバックパックに入れています。

それから、ケータイないしはモバイル機器(および音楽プレイヤー)の抜けも気になるかもしれません。もちろんどうぞお持ちください。わたし自身は、ウォーキングのときはこの世界からアンプラグドされるほうを好みますが。

さて、以上の装備、いや、ただの携行品に、震災後、修正を加えることにしました。いや、これもあたりまえのものです。ラジオです。と書いたところで、力尽きつつあるのを自覚しました。クール・ダウン・チューン、今度は、最後になるかもしれませんが、デレク&ザ・ドミノーズ、Thorn Tree。歌うは作者でもあるボビー・ウィットロック。



ポータブル・プレイヤーでFMの聴けるものがありますが、そういうのでもいいでしょう。ただし、NHK以外はFM局というのは小さく、災害時の情報提供能力は高いとはいえません。AMのほうがすぐれています。

今回の震災では、激震の直後、付近の倉庫の前に駐車し、周囲の人のために大きな音でラジオのニュースを流していた車の人に、震源を教えてもらい、津波が来るとしても、まだ余裕はある、東京湾側がとくに危険ということはない、山越えで歩いて自宅を目指そうと判断できました。

ラジオに加え、もうひとつ、これはまだ手に入れていませんが、ペンライトももっていたほうがいいと考えました。いまは小型で明るいLEDのものがたくさんあります。災害や事故の可能性を考慮すると、長距離ウォーキングのバックパックにはこの二つを加えたほうがいいだろうと思います。

あかん。やっぱりへろへろで、話の区切りがいいとはいえませんが、今夜はこのへんで。明日は事態が好転しますように。


Click and follow Songs for 4 Seasons/metalside on Twitter
metalsideをフォローしましょう
by songsf4s | 2011-03-16 19:04