ニルソンのJust One Look/Baby I'm Yours、その根と枝葉 前篇

なんの脈絡もないのですが、いま開いたファイルにメモが書いてあり、思いだしたので、それを貼りつけます。姿かたちの可愛い猫は山ほどいますが、この猫は、姿かたち、声、しぐさ、三位一体のスーパー猫。

お願い猫

この猫は空腹になるといつもこういうことをするのなら、記録できたのも当然ですが、たまたまこのときだけだったのなら、なんという天の廃材、じゃなくて、配剤、よくぞ撮影した、です。そういえば、ペンギンが他のペンギンを思いきり張り倒すクリップはどこへいってしまったのやら。あれも爆笑の瞬間芸でした。

◆ ホリーズのカヴァーから ◆◆
枕のほうもも脈絡なしですが、本文もやはり脈絡なんかありません。ヨーロッパ・シリーズはちょっと疲れたので、いま聴いている曲のことを書くだけで、いってみれば、140文字の制限がないツイッターみたいなものです。ほら、now listeningとして、コメントなしで、いま聴いている曲のタイトルやクリップのリンクを書いている人がよくいるでしょう? あれと大差なしです。

タイトルのとおり、本能寺はニルソン・ヴァージョンですが、わたしが最初に聴いたJust One Lookはホリーズのものでした。

ホリーズ Just One Look


ごく初期のヒットで、さすがのボビー・エリオットもこの時点ではフィルインで突っ込んだりしています。でも、いかにもブリティッシュ・ビートらしく若さ溌溂で、子供の耳にはおおいに魅力的なトラックでした。

NMEのときのライヴがあったので、そちらもいってみます。

ホリーズ Just One Look(ライヴ)


68年の日本ツアーでもそうでしたが、グレアム・ナッシュは「だてギター」、マイクなしでアコースティックを弾いています。中学三年のわたしがホリーズを見ていちばん感心したのはその点でした。リズム・ギターなしというか、リードがほとんどコードを刻んでいるような状態でも(このクリップではだれかサポートメンバーがいて、ひとり多いのだが)、グルーヴがタイトで、ヴォーカルがしっかりしていれば、充実したサウンドになるのだ、ということです。66年のビーチボーイズとは正反対の印象でした。

◆ オリジナルとその後継者たち ◆◆
オリジナルは作者であるドリス・トロイです。

ドリス・トロイ Just One Look


ピアノの使い方にはそれなりに魅力がありますが、どこか味の足りないヴァージョンに感じられます。そもそも、これはデモだったのに、アトランティックがそのままリリースしたとかで、アレンジに手をかけていないのはそのせいのように思われます。

しかし、ホリーズは例外中の大例外で、後続の多くのヴァージョンがドリス・トロイのオリジナル・ヴァージョンに追随することになります。

リンダ・ロンシュタット Just One Look


このときのギターはだれでしょうか。アンドルー・ゴールド? 魅力的なトーンでカッティングしていて心ひかれます。エンディング近くのちょっとひずませたトーンのギターのオブリガートもクール。しかし、グルーヴは、うーん、ですし、リンダ・ロンシュタットのレンディションもやや違和感があります。ベンチの仕事が不十分。キーの設定にも考慮の余地があったでしょう。

ルル Just One Look


ルルのヴァージョンはもっていなくて、この記事のためにクリップを調べていてぶつかりました。ちょっとした拾いもので、モノのぐしゃっとした音塊状態がなによりも60年代的魅力を発散していますし、ドラムなんか、ハル・ブレイン・フレーズ連発で、好きなのねえ、です。リンダ・ロンシュタット盤より数段上の出来。

◆ ニルソン・スタイル ◆◆
ホリーズのカヴァーが、オリジナルからもっとも遠いヴァージョンだと思いますが、今日の看板にしたニルソン盤もまた、大きく手触りの異なるアレンジ、サウンドになっています。

サンプル Nilsson "Just One Look/Baby I'm Yours"

これが収録されたThat's the Way It Isというのは、もう黄昏てしまった時期のアルバムなのですが、腐っても鯛、いいトラックも少しあり、とりわけ、このメドレーはさすがはニルソンという大きな造りで、没落のなかに栄光ありのおもむきです。まあ、いい曲が書けなくなっていくというのが、黄昏の黄昏たるゆえんなのですが。

なんといっても、まずイントロが好きです。グイと引きこまれるサウンドです。あれ、ちょっと用事があって中断していたあいだに時間切れ。キリのいいところまでいけませんでしたが、どちらにしろメドレーの後半、Baby I'm Yoursは次回まわしのつもりだったので、今日はここまでとさせていただきます。


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ニルソン That's the Way It Is
ハリーの真相(紙ジャケット仕様)
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I'll Do Anything: the Doris Troy Anthology
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by songsf4s | 2011-02-28 23:47