ギター・オン・ギター9 タル・ファーロウ The Tal Farlow Album

なにか映画をやろうかとも思うのですが、このところ見たものに手ごろな作品はなく、なにか思いつくまでのつなぎとして、久しぶりにギター・オン・ギターをいってみようと思います。

タル・ファーロウはすでに「ギター・オン・ギター6 チャーリー・バード、タル・ファーロウ、ハーブ・エリスのSo Danco Samba」という記事で、「ギター・オン・ギター」シリーズに登場させていますし、「Skylark その2 by Tal Farlow」という記事でもとりあげています。

そもそも、ジャズのほうで最初に好きになったのはタル・ファーロウでした。中学のときにタル・ファーロウのリヴァイヴァルがあったようで(「幻の名盤」といっていたような気がする!)、そのときにラジオで数トラック聴いたのがきっかけでした。子供のことだから、どこがどう気に入ったのか、いまとなってはもう自分自身でもわかりませんが。

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そのときに聴いたのはヴァーヴ時代のもので、「ギター・オン・ギター」シリーズに適したようなものはありませんでした。最近、わが家ではまたタル・ファーロウ・リヴァイヴァルで、あれこれ聴いていて、初期に2枚だけ、セカンド・ギターをしたがえたアルバムがあることを思い出しました。

時間的順序が逆になり、新しいものを先に出してしまうことになりますが、今日は(たぶん)2枚目のリーダー・アルバム、The Tal Farlow Albumからのトラックを聴きます。

まず、ミュージカルBy Jupiterのために書かれたロジャーズ&ハートのEverything I've Gotから。

サンプル Tal Farlow "Everything I've Got"

こういうのはすごく好きです。2本のギターのからみも楽しいですし、ドラムがいいので、気持のよいグルーヴが楽しめます。なんともきれいなブラシで、ちらっとバディー・リッチを思い出しました。以下にメンバーをあげておきます。

Barry Galbraith Guitar
Oscar Pettiford Bass
Joe Morello Drums

ジョー・モレーロはこのあと、デイヴ・ブルーベック・カルテットに加わり、そちらのほうで知られることになります。

ジョー・モレーロ ハンド・ドラミング


キャラクターもバディー・リッチに近いのか、手によるドラミングなどという変なことをやって楽しませてくれます。後半、やはりバディー・リッチがよくやった片手ロールを聞かせてくれるところでも、ニコニコしてしまいました。

デイヴ・ブルーベック Take 5


いやあ、けっこうなドラミングで。昔のジャズ・ドラマーのなかには、とりわけ有名な人に多いのですが、正確なタイムを要求されるポップの世界から入ったわたしのような人間には我慢できないほどタイムの悪いプレイヤーがかなりいます。モレーロは、バディー・リッチ同様、ジム・ゴードンやジム・ケルトナーの正確なタイムに慣れたリスナーでも十分に楽しめる、タイムのよいドラマーです。

もう一曲、The Tal Farlow Albumから、やはりアップテンポのものを。

サンプル Tal Farlow "Blues in the Closet"

次回もタル・ファーロウのギター・オン・ギターです。


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Tal Farlow
ザ・タル・ファーロウ・アルバム
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by songsf4s | 2011-02-08 23:54 | Guitar Instro