カーティス・メイフィールド・ソングブック5 Um, Um, Um, Um, Um, Um

おおかたのお客さんには関係がないでしょうが、偶然、ちょっと感動的なリストを見ることになりました。

リー・ハーシュバーグ・ディスコグラフィー

リー・ハーシュバーグというのはシンガーでもなければ、プレイヤーでも、プロデューサーでも、アレンジャーでもありません。エンジニアです。だれかひとりだけ、このエンジニアの音が好き、という人をあげるなら、わたしの場合はリー・ハーシュバーグなのです。

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ライ・クーダーもわたしと同じ意見のようです。ライのほとんどの盤でリー・ハーシュバーグが卓についているのです。それから、このリストを見てはじめてそう思ったのですが、ゴードン・ライトフットもハーシュバーグ・ファンのようです。

フランク・シナトラの盤はクレジットのないものが多いのですが、ここにはいくつかシナトラのアルバムがあげられています。Strangers in the Nightもリストアップされていますが、ハーシュバーグが録音したのはアルバム・トラックだけで、タイトル・カットはリー・ブラケットの録音です。

◆ ウームx6 ◆◆
さて、今回のUm, Um, Um, Um, Um, Umは、わが家には3ヴァージョンしかありません。

メイジャー・ランス Um, Um, Um, Um, Um, Um


つべクリップも、いつもこれぐらいの音質だと、自前サンプルを用意しなくてすむのですがねえ。

メイジャー・ランスについては、最近、「アル・クーパーのR&Bカヴァーとオリジナル その6 A Possible Projection of the Future篇」という記事で、代表作、Monkey Timeをとりあげましたが、UmX6はMonkey Time以上の大ヒットになりました。

タイトルの意味が気になるかもしれませんが、読んで字の如し、ウーム、と唸っているだけです。そんなものをタイトルにしているぐらいなので、ちょっと変な歌詞ですが、べつに面白くはありません。公園で出会った男がウームとうなっていた、どうしたのだろうと思ったというのがファースト・ヴァース。セカンドでは、その男にいったいどうしたのだときいてみたら、ウームと繰り返した、そしてサードでは、俺も大人になって失恋してみたら、あの男がウームといっていた意味がわかったような気がする、うーむ、うーむ、うーむ、うーむ、うーむ、という内容です。なんだこれは?

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これでは歌にならんというので、本邦のカーナビーツのローカル・ヴァージョンは、ふつうのラヴ・ソングにしていたような記憶がありますが、それももう歳月の靄の彼方。うーむ、うーむ、うーむ、うーむ、うーむ、うーむ。

例によってメイジャー・ランス盤のプロデューサー、アレンジャーはカーティス・メイフィールド自身でしょうが、インプレッションズのときよりはマシな音づくりをしています。でも、トランペットだけは邪魔です。気にしはじめると、ノイローゼになるほど気になるトランペットです。いつものように、すごくルースなグルーヴですが、これがこの人の持ち味で、最近は嫌いではありません。

◆ その他のうーむ ◆◆
うーむは海を渡り、イギリスではウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズがローカル盤を録音しました。わたしはこちらのヴァージョンをかすかに記憶していました。

ウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズ


どれにしようか迷ったのですが、クリップを貼りつけておいて、屋上屋を重ね、ウェイン・フォンタナ&ざ・マインドベンダーズ盤のサンプルをあげておきました。つべクリップよりは高音質です。

サンプル Wayne Fontana & the Mindbenders

代表曲であるGame of Loveほどの出来ではありませんが、この曲もまずまずだと思います。イントロでギターがピッキングをミスっているし(リテイクしろよ>プロデューサー)、ドラムもちょっとタイムが不安定なところがありますが、スネアのチューニング、サウンドはあの時代らしくウルトラ・ドライで、けっこうな鳴りです。

あらためて聴くと、ウェイン・フォンタナも悪くない声をしていると感じました。ローカル・ヒットも当然の出来です。

のこるひとつは、なんでまたこんな曲をインストで、しかもこんな人がやっているの、というパーシー・フェイスのヴァージョン。

パーシー・フェイス Um, Um, Um, Um, Um, Um


オーケストラがやるにしては妙な曲ですが、これが収録されたTheme for Young Lovers vol.2というアルバムは、ビルボード・ヒットばかりを選んだもので、Um, Um, Um, Um, Um, Umのような変わり種も紛れ込むことになったのでしょう。いつものように立派な録音で、音のいいは七難隠す、しかもプレイヤーはハリウッドのエースたち、軽くやってもつねにグッド・グルーヴがあります。

最後に、わが家にはありませんが、クリップ探しで網にかかったヒューイ・ルイス&ザ・ニューズのものを。いかにもヒューイ・ルイスがカヴァーしそうな曲ですから。

ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズ Um, Um, Um, Um, Um, Um




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メイジャー・ランス
Everybody Loves a Good Time: Best of Major Lance
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by songsf4s | 2010-12-05 23:51