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サンプラー3 ゲーリー・バートンのJune the 15, 1967
タイトル
June the 15, 1967
アーティスト
The Gary Burton Quartet
ライター
Mike Gibbs
収録アルバム
Lofty Fake Anagram
リリース年
1968年
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(リンク修正しました。)
先日、ギターともっとも相性のいい楽器はギターだろうと書きましたが、そのつぎに相性がいいのはヴァイブのような気がします。

これも一昨年のものですが、「June the 15th, 1967 by the Gary Burton Quartet」という記事に、今日はサンプルを補足します。といいつつ、前回のヤングブラッズ同様、ほとんどアクセスはないだろうと予想しているので、肩の力、思い切り抜けています。ウケないことがわかっていてやるのはなんのためなのやら……。

サンプル The Gary Burton Quartet "June the 15, 1967"

アルバムLofty Fake Anagram収録で、メンバーはヴァイブラフォーンのゲーリー・バートンのほかに、ギターがラリー・コリエル、ベースがスティーヴ・スワロー、ドラムがボビー・モーゼズ。

だれも聴かないとわかっていても、これだけでは愛想がないと思うこの心理はなんだよ、とボヤきつつ、もう2曲。こちらはラリー・コリエルとの初顔合わせアルバムDusterからで、ドラムがロイ・ヘインズである以外は、上記メンバーと同じ。

June the 15th, 1967は、悪い出来ではないけれど、ラリー・コリエルがいた時期のゲーリー・バートン・カルテットのベストではありません。あれは、当ブログが季節にしたがって曲を並べていた時期の記事で、日付がタイトルになっていたから取り上げたのであって、内容で取り上げたわけではありません。いや、もちろん、「悪くない」としつこく繰り返しておきますが。

サンプル The Gary Burton Quartet "Ballet"

ベストをあげるなら、Dusterのトラックだろうと思います。非常にいいアルバムなので、どれをあげるか迷うのですが、やはりオープナーのBallet(June the 15, 1967同様、マイケル・ギブス作)はいいプレイです。ラリー・コリエルも微妙にラフ・エッジのあったこのころがいちばん面白かったと思います。

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もう1曲、かなりタイプのちがうものをあげておきます。

サンプル The Gary Burton Quartet "General Mojo's Well Laid Plan"

ジャズ・コンボの曲でこういうのはめずらしいのじゃないでしょうか。ほとんどポップ・チューンというか、ロック・グループがチェンジアップにやるロッカ・バラッドのムードで、モダン・ジャズが好きではなかった中学生(それより前のスウィングなら好きだった)は、ごくふつうのポップ・チューンとしてこのトラックをよく聴きました。いま聴いても、ジャズの臭みと嫌味がほとんどゼロのキュートなトラックだと思います。こういう楽曲を書く人としても、スティーヴ・スワローは好ましいプレイヤーでした。

ラリー・コリエルはよくヴォリュームを絞って、アコースティックでコードを入れていましたが、それがもっとも生きているのがこの曲です。ロック・グループの経験があるプレイヤーでないと、こういうコードの入れ方はしないのではないかと思います。ジャズ風味ゼロです。最初のソロ・アルバムでは、カントリー風の曲を歌っちゃったプレイヤーですからね。いや、歌はピッチ外しっぱなしで、おおいにめげましたが。



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The Gary Burton Quartet - Duster
ダスター
ダスター


The Gary Burton Quartet - Lofty Fake Anagram
Lofty Fake Anagram/A Genuine Tong Funeral
Lofty Fake Anagram/A Genuine Tong Funeral
by songsf4s | 2010-05-16 23:51 | Guitar Instro